文部科学省、経済産業省、日本経済団体連合会(経団連)は2020年6月30日、大学の産学官連携活動を企業に紹介するために個々の大学の強みや特徴を見える化した「大学ファクトブック2020」を公開した。それによると、民間企業からの研究資金などの受入額については、大阪大学が東京大学を上回り最も多くなったという。
大学ファクトブック2020は、連携先を探す企業に向けて大学の産学官連携活動の状況を分かりやすく紹介したものだ。同報告書によると、民間企業との共同研究実施件数は、昨年に引き続き東京大学が1位を獲得した。一方で、民間企業からの研究資金などの受入額は、東京大学を抜いて大阪大学が1位となっている。
受入額1千万円以上の民間との共同研究である「大型共同研究」についても同様の結果になった。受入額は大阪大学が東京大学を上回り1位にランクインした。
なお、外国企業との共同研究実施件数や知的財産権等収入は、他の大学を抑えて東京大学が1位になった。ただし、外国企業との共同研究費受入額は京都大学が1位を取っている。
研究資金が潤沢にあるかどうかは大学を選ぶ際の注目項目の1つだ。併せて予備校の費用を抑えるためのポイントやおすすめの予備校を紹介した記事も読んで、参考にしていただきたい。