大学入学共通テスト、新型コロナ感染予防対策を公表――昼食時以外のマスク着用を義務付け

大学入試センターは2020年11月6日、2021年度の大学入学共通テストの実施に当たり、新型コロナウイルス感染症予防対策を定めたことを発表した。

発表によると、試験日当日は、発熱・咳などの症状の有無に関わらず、昼食時を除きマスク着用を義務付ける。何らかの理由でマスク着用が困難な場合は、あらかじめ申請することで別室受験も可能とした。

症状がある受験生については、「令和3年度大学入学共通テスト 健康状態チェックリスト」に基づき、医師などが症状を確認する。チェックリストの項目に該当した受験生は、当日の受験はできず、追試験の申請が求められる。該当しない受験生は、別室で当日の受験を継続できるが、それを希望しない場合は追試験を受けることになる。

従来のセンター試験では、1日目か2日目に1教科でも受験した者は、追試験の対象外だった。しかし、2021年度の大学入学共通テストでは、試験中に体調不良を申し出れば、その時点で終了していない教科・科目を対象として、追試験を申請できるという。

無症状の濃厚接触者については、受験当日も無症状であること、公共の交通機関などを利用せず試験場に行くこと、終日別室で受験することなどを条件に受験を認める。ただし、試験日前日の午前10時までに必要書類を提出する必要がある。

共通テストの新型コロナ感染予防対策について紹介したが、共通テストの概要や対策方法、科目の選び方などについての記事も受験勉強に活かしていただきたい。

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令和 3 年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト 新型コロナウイルス感染症予防対策等について