萩生田文科相、緊急事態宣言再発令でも大学共通テストは予定通り実施の意向を表明

萩生田光一文部科学大臣は2021年1月5日、臨時会見を開き、再び緊急事態宣言が再発令されたとしても、地域一斉の臨時休校は行わず、大学入学共通テストも予定通り実施するとの意向を改めて表明した(なお、1都3県に緊急事態宣言を再発令することが、2021年1月7日に決定した)。

2020年12月31日、1000人を大きく上回る新型コロナウイルス感染者が東京都で初めて確認された。このことにより緊急事態宣言の再発令が検討され始めたことを受け、萩生田大臣は「学校における感染者数も増えており、学校においても感染の拡大に最大限の警戒をする必要がある」と話した。

しかし、現時点においては児童・生徒の発症や重症の割合が低く、学校から地域へ感染が広がっている状況ではないことを理由に挙げ、地域一斉の臨時休校は「子どもの健やかな学びや、子どもたちの心身への影響の観点から、避けることが適切」と述べた。

また、大学入学の共通テストについては、「感染防止対策に万全を期した上で、予定通り実施する」とし、文部科学省と大学入試センターが緊密に連携し、昨年11月に策定した感染予防対策に基づき、現在各大学で万全の態勢で受験生を迎える準備をしていると話した。

加えて、感染状況にかかわらず試験を実施するため、受験生が利用する宿泊施設や公共交通機関における感染症対策の徹底や、試験場やその周辺、公共交通機関でも密集状態を作らないことなどについて、政府全体で受験生をサポートしていく予定だと強調した。

各大学が実施する個別の入学者選抜についても、「新型コロナウイルス感染症対策分科会における審議などを経て、昨年10月29日付で一部改正した新型コロナウイルス感染症に対応した試験実施のガイドラインに基づく感染防止対策の徹底や、選抜方法などの工夫により、各大学において適切に実施してほしい」と述べた。

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萩生田光一文部科学大臣臨時記者会見録(令和3年1月5日):文部科学省