「成績が伸びない!」という悩みが6~10月に増加――やる気が成果につながらない時期? 東進調査

東進ハイスクール・東進衛星予備校を運営するナガセは2020年12月25日、高校生の学習状況や課題への向き合い方、将来の夢・目標についての調査結果を発表した。それによると、「成績が伸びない」という課題を抱える学生が、同年6月~10月の間に増加したという。

本調査では、「現在、学習面で最も課題だと思うこと」について、全学年で「勉強へのモチベーション」が最多となり、その割合は高校1年生で52.2%、高校2年生で48.5%、高校3年生で38.7%となった。また、学年が上がるにつれて「成績が伸びないこと」を課題とする学生が増えており、高校1年生で18%、高校2年生で22.9%、高校3年生で34.4%となっている。

さらに、学習面で最も課題だと思うことについて、同様の質問をした2020年6月の回答と比較し、その変化を分析した。すると、6月〜10月にかけて、全学年で「成績が伸びないこと」を課題に挙げる学生が増加していることが明らかになった。

その一方で、「勉強へのモチベーション」や「勉強そのもの、勉強のやり方」を課題に挙げる学生は減少傾向にあることが確認された。このことから、「コロナ禍において何とかやる気を出して、勉強に取り組んではいるものの、成績の向上という成果になかなかつながらない」という学生の悩みが垣間見える。

また、「学習計画や学習の不安を誰に相談するか」という問いに対しては、全学年で「友人」が最多という結果となり、その割合は高校1年生で25%、高校2年生で25.7%、高校3年生で29.5%となった。さらに、学年が上がるにつれ「塾や予備校の先生」という回答が増加。一方で、「保護者」と回答する学生は減少傾向にあることが分かった。

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「成績が伸びない」悩みが6月から 10 月で増加