国公立大学の確定志願倍率は4.3倍――前期は2.9倍、後期は9.6倍

文部科学省は2021年2月24日、2021年度国公立大学入学者選抜の確定志願状況を発表した。それによると、国公立大学全体の志願倍率は、全体では4.3倍、前期では2.9倍、後期では9.6倍だったという。

2021年度の国立大学の募集人員は、昨年度より1079人少ない7万6917人。確定志願者数は昨年度より1万1261人少ない29万5931人、確定志願倍率は昨年度より0.1ポイント低い3.8倍。前期の確定志願倍率は昨年度より0.1ポイント低い2.8倍、後期は昨年度より0.2ポイント高い9.0倍だった。

一方、2021年度の公立大学の募集人員は、昨年度より81人少ない2万2061人。確定志願者数は昨年度より2889人少ない12万9484人、確定志願倍率は昨年度より0.1ポイント低い5.9倍。前期の確定志願倍率は昨年度より0.1ポイント低い3.6倍、中期は昨年度より1.0ポイント低い12.3倍、後期は昨年度より0.7ポイント高い12.1倍だった。なお、国際教養大学と新潟県立大学は、独自日程による試験実施のため、含まれていない。

国立大学の中で最も志願倍率が高かったのは、7.2倍の東京芸術大学だった。以下、6.6倍の電気通信大学、6.3倍の上越教育大学と続いた。また、公立大学では10.9倍の下関市立大学が最も志願倍率が高かった。次いで、10.3倍の山陽小野田市立山口東京理科大学、9.8倍の岐阜薬科大学の順となった。

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令和3年度国公立大学入学者選抜確定志願状況