文部科学省は2022年10月11日、国公立大学における2023年度入学者選抜の概要を公表した。それによると、総合型選抜および学校推薦型選抜の募集人員は、過去最多となっている。
同省は、国公立大学の入学者選抜について、毎年度各大学が7月末までに公表した入学者選抜要項などの内容を調査し、その概要を取りまとめて公表している。
同調査によると、2023年度に入学者選抜を実施する大学・学部は、国立大学では82校403学部、公立大学では96校213学部、合計で178校616学部。そのうち、総合型選抜を実施する大学・学部は、国立大学では64校261学部、公立大学では40校82学部、合計で104校343学部。
また、学校推薦型選抜を実施する大学・学部は、国立大学では77校289学部、公立大学では95校207学部、合計で172校496学部となっている。
募集人員は、国立大学では9万5047人、公立大学では3万3135人、合計で12万8182人。そのうち、総合型選抜の募集人員は、国立大学では6403人、公立大学では1265人、合計で7668人と、いずれも過去最多となっている。
また、学校推薦型選抜の募集人員も、国立大学では1万2238人、公立大学では8949人、合計で2万1187人と、いずれも過去最多となっている。
募集人員が急増中の総合型選抜・学校推薦型選抜の受験を予定している人は、予備校にかかる平均的な費用などを解説した記事も読んで、志望校合格を目指していただきたい。