コロナ禍での進学情報の入手先は? 8割の教員が「対面型」のイベントを重視

ライセンスアカデミーは2021年7月29日、コロナ禍における進路指導と高校生の進路選択状況についての調査結果を発表した。同調査により、8割以上の教員が進学情報の入手手段として「対面型」でのイベントを重要視していることが分かった。

本調査では、生徒が進路情報を得る機会の充実度について、50.9%の教員が「不足している」「やや不足している」と回答。「やや充実している」「充実している」という回答は16.5%と2割以下にとどまり、コロナの感染拡大が進路情報を取得する機会に大きく影響を及ぼしていると考える教員が多いことが分かった。

生徒が進学情報を得る主な手段としては、教員の75.6%が「校内の進路行事(対面)」、71.9%が「オープンキャンパス(対面)」、68.8%が「入学案内やパンフレット」、62.5%が「先生が提供する情報」が回答。これにより、生徒がさまざまな手段を用いて情報を集めていることが明らかになった。

進学情報を得る手段としてはオンラインイベントの導入も進んでいるが、大学が実施する「オープンキャンパス(オンライン)」を挙げる教員は57.3%と5割を超えたものの、高校主体で行われる「校内の進路行事(オンライン)」を挙げる教員は26.7%と3割を切った。このことから、対面でのイベントが進路情報を得る手段として今でも主流であることが分かる。

進学情報の入手手段の中でも特に重要だと考えているものについては、教員の88.2%が「オープンキャンパス(対面)」、次いで67.3%が「校内の進路行事(対面)」と回答した。一方、オンラインでの入手手段については、「オープンキャンパス(オンライン)」との回答が29.2%で、「校内の進路行事(オンライン)」との回答が12.9%だった。以上より、対面でのイベントを重視している教員が多いことがうかがえる。

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