埼玉県国際交流協会は2023年3月17日、海外へ挑戦する高校生や大学生、大学院生らを対象にした給付型奨学金制度「埼玉発世界行き」の2023年度奨学生の募集を開始した。奨学金には「一般奨学金」と、企業や個人からの寄付による「冠奨学金」の2種類があり、応募締め切りは4月28日となっている。
奨学金のうち、一般奨学金には3コースあり、目的別に海外の大学や大学院で学位取得を目指す「学位取得コース」と、留学のほかインターンシップ、ボランティアなどの海外体験を支援する「地域活躍コース」、高校生を対象とした「高校生留学コース」となっている。
一方、冠奨学金には22コースあり、それぞれ寄付をした企業や個人の意向を反映して対象者や支援内容を設定している。
対象者は基本的に埼玉県内の高校や大学、大学院に通っている生徒や学生のほか、埼玉県在住者で、その他の条件はコースごとに定められている。
一般奨学金3コースの募集人数と奨学金額は、学位取得コースが募集人数10人以内で奨学金額100万円、地域活躍コースは50人以内で金額20万円、高校生留学コースは30人以内で金額50万円。また、生活保護世帯出身者や市町村民税非課税者等を対象に特例措置もある。対象者は、学位取得コースで給付額100万円が200万円に、地域活躍コースは給付額20万円が50～100万円にそれぞれ増額される。
申込みはオンラインで申請者情報を登録した後、申請する奨学金ごとに登録したIDとパスワードでログインし、申請書を作成。申請書を印刷して郵送する。システム登録の期限は4月28日正午で、申請書類の送付期限は4月28日（消印有効）。
申請書をもとに書類選考を行い、書類選考合格者には6月15日までに通知。その後、6月下旬に面接を実施する。最終選考結果については、7月20日までに通知される。
埼玉の奨学金制度を紹介したが、予備校の費用相場や大手予備校の料金など予備校のお金の面について詳しく解説した記事も参考にしていただきたい。