新課程「情報Ⅰ」実施に向けた一番の課題――それは大学入学共通テストへの対応

ベネッセコーポレーションは2021年7月28日、2022年度から実施される新課程「情報Ⅰ」に関して、高校教員が一番課題に感じるものを調査した結果を発表した。

同社は、高校教員向けオンラインセミナー「新課程 教科『情報』に向けて今 、始められる準備」を実施。参加した高校教員を対象に情報Ⅰに関する課題についてアンケート調査を実施し、274人の回答を得た。

同調査で、情報Ⅰに関して一番課題と感じるものを聞いたところ、42.3%の教員が「大学入学共通テストへの対応」と回答。次いで多かった回答が「指導ノウハウ(プログラミング、データサイエンスなど)」(22.6%)で、それに「指導教員の不足」(12%)が続いた。

この状況について、ベネッセコーポレーションの教育情報センター長の谷本氏は、「各学校で教員不足の中、変化の大きい『情報Ⅰ』の内容をどのように指導していくかが課題」だと述べている。

新課程「情報Ⅰ」について教員が感じる課題を紹介したが、併せて2025年度から出題科目として「情報」が追加される共通テストについても、具体的な出願方法や科目の選び方、対策ポイントなどをチェックしていただきたい。

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【22 年度から実施の「情報Ⅰ」、高校教員へのアンケート調査】 一番課題に感じるものは「大学入学共通テストへの対応」42.3%、 「指導ノウハウ」22.6%、「指導教員の不足」12.0%についても課題と回答