休耕田で栽培した落花生を使ったオリジナルチョコを開発 龍谷大学農学部の学生ら

龍谷大学は2022年1月20日、同大学農学部(滋賀県大津市)の学生らが、 休耕田など米作が行われなくなった水田の活用を進めようと、水田転換畑で栽培した落花生を使ったチョコレート菓子を食品会社と共同開発したと発表した。 ペースト状にした落花生をミルクチョコレートに混ぜ込んだ菓子で、大学内のほか地元の百貨店でも販売される。

琵琶湖のある滋賀県は地形や気候が稲作に適し耕地面積も広いが、近年は農家の減少や米の消費量減少によって、休耕田など使われない水田も増えてきた。水田は排水性が劣ることから畑に転用しても土壌が合わない作物も多く、水田から畑へ転用した「水田転換畑」の活用方法が課題になっている。

こうした課題を解決するため、同大農学部は大学が所有する水田転換畑を使って落花生の栽培に取り組んでいる。栽培しているのは「おおまさり」という品種で、一般的な品種の2倍の大きさの実が収穫できる。

今回、農学部の有志19人が収穫した落花生の商品価値を高めるため、チョコレート菓子を開発できないかと検討。チョコレート菓子の製造工場を持つ日仏商事(兵庫県神戸市)と共同で開発した。

完成したチョコレート菓子「BONBONS de CHOCOLAT」は、ローストした落花生の実をシロップと絡めてペースト状にし、ミルクチョコレートに混ぜ込んでいる。落花生の香ばしい風味を生かしたボンボンショコラに仕上がった。

「BONBONS de CHOCOLAT」は4個入1000円、10個入2000円(ともに税込)。同大学の食堂やカフェのほか、近鉄百貨店草津店特設イベントブース(3月末まで)などで販売する。

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