大学受験でも活用される英語技能テストIELTS 京都にコンピューター受験会場を新設

国際的な英語技能テストIELTS(アイエルツ)を日本で運営する日本スタディ・アブロード・ファンデーション(JSAF)は2022年2月17日、「コンピューターで受験するIELTS」のテストセンターとして新たに京都会場を開設すると発表した。同会場は、3月27日実施のテストから使用される。

新たなコンピューター方式の受験会場は、京都市左京区の京都大学吉田キャンパス南構内の、国際高等教育院棟内に設けられる。受験室のほか、広い待合スペースやロッカーなどもあり、落ち着いた気分で安心してテストを受けられる。

IELTSには従来のペーパー方式とコンピューター方式の2通りの試験があり、受験生は好きな方を選べる。ペーパー方式は東京や大阪、京都のほか、埼玉、名古屋、広島など全国10都市で開催される一方、コンピューター方式の会場は東京と大阪にしかなかった。京都にもコンピューター受験会場ができたことで、ペーパー方式とコンピューター方式を選べる都市は3カ所となった。

IELTSはリーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能を測定する国際的な英語技能テストで、英語圏での留学や就労、移住のために世界中で活用されている。日本国内でも、受験者の英語力を見る指標として多くの大学が採用。B2以上(IELTS 5.5~)のスコアで英語試験の免除や満点換算をする大学も多く、難関大学の推薦入試ではC1以上(IELTS7.0以上)のスコアを求められることもある。

高校生の受験者は年々増加傾向にあり、コンピューター方式を選択する受験者も増えつつあるという。

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