慶応大が「第47回小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト」 応募作を募集

慶應義塾大学は2022年5月11日、今年の「小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト」の作品募集を6月中旬から開始すると発表した。同大学の元塾長で優れた文筆家でもあった小泉信三博士の業績を後世に伝え、青少年の文章表現能力の向上に寄与することを目的としたコンテストで、今年で47回目となる。締め切りは8月25日。

応募資格は全国の高校、もしくは高校に相当する学年の高等専門学校や中等教育学校、海外の学校に在籍する生徒。課題は「100年後の世界を生きる」「福澤諭吉が今の日本を見たら」「エンパシー(empathy)」「平和と戦争」「パンデミックを経験して」の5つで、その中から1つ選び、6000字から8000字で自分の主張をまとめる。単なる私見ではなく、何らかの裏付けや主張があり、論旨がはっきりしている「小論文」でなければならない。

応募はインターネットからで、応募フォームは6月中旬に公開する。締め切りは8月25日午後5時。応募作の中から小泉信三賞(副賞15万円、記念品)1人、同次席(副賞8万円、記念品)1人、同佳作(副賞3万円、記念品)3人を選び、12月1日発行の慶應義塾機関誌「三田評論」12月号などで発表。23年1月発行の同誌1月号に入賞作を掲載する。授賞式は23年1月10日、同大学三田キャンパスで行われる予定となっている。

小泉信三は大正時代から戦後にかけて活躍した経済学者で文筆家。1933(昭和8)年から47(同22)年まで慶應義塾大学の塾長を務めた。

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