末松信介文部科学相は2022年1月、小学生から大学生までの児童、生徒、学生らに向けて不安や悩みがあれば、身近な人や相談窓口に話をするよう呼びかけるメッセージを発表した。あわせて保護者や学校関係者に対して、児童生徒、学生らの自殺を防止するために、不安や悩みを抱える子供が発する微妙なサインに注意を払うよう求めた。
末松文科相のメッセージは文科省のホームページに掲載され、小学生にあてたものから、中学・高校生向け、大学や専門学校なども含めた学生向け、保護者・学校関係者向けの全4種類。
大学や専門学校などの学生に向けたメッセージでは、「自身の将来のキャリアや学業の問題、人間関係等について、悩みをもったり、不安を感じたりすることはありませんか」と問いかけたうえで、「家族、友人、先輩や教職員など身近な人に悩みを話してみてください。必ず味方になってくれる人がいます。絶対に、一人で悩みを抱え込まないでください」と呼びかけた。厚生労働省や自治体の相談窓口なども紹介している。
保護者・学校関係者に向けたメッセージでは、「これまで関心のあった事柄への興味を失う」「成績が急に落ちる」「不眠や食欲不振、体重減少などの体の不調を訴える」といった子供の変化に注意を払い、学校や家庭、地域などが連携して対応するように求めている。
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