学習院大学は2022年1月17日、文部科学省が1月14日に公表した2021年度科学研究費助成事業(新規採択分)の採択率ランキングにおいて、大学を含む研究機関の中では2位、私立大学では1位を獲得したことを発表した。
科学研究費は、文部科学省および日本学術振興会が実施する競争的研究資金。人文学、社会科学から自然科学までのすべての分野、基礎から応用までのあらゆる学術研究を格段に発展させることを目的としている。助成は、専門分野の近い複数の研究者による審査を経て、独創的・先駆的な研究に対して行われる。
2021年度科学研究費助成事業(新規採択分)の採択率ランキングでは、採択率62.3%の一橋大学が1位に輝いた。2位は採択率49.2%の学習院大学であり、私立大学ではトップの座を占めている。以下、採択率48.0%の愛知県がんセンター(研究所)が3位、採択率47.5%の国立情報学研究所が4位、採択率45.4%のお茶の水女子大学が5位と続いている。
なお、学習院大学の調査によると、研究種目別では 博士の学位取得後8年未満の研究者が1人で行う 「若手研究」において採択率80.0%を達成し、全国平均採択率の40.2%を大きく上回ったという。
科学研究費の採択率が高いということは、優秀な研究者がいるという1つの目安にもなる。目指す大学を心に決めたら、予備校の選び方を解説した記事も読んで、志望大学への切符を勝ち取ってほしい。