慶應義塾大学SFC研究所とソフトバンクは2022年9月12日、5G(第5世代移動通信システム)などの先端技術を活用した次世代の情報インフラを研究開発する場として、同大学湘南藤沢キャンパスに開設した「デジタルツイン・キャンパスラボ」を同年10月から本格始動すると発表した。9月29日にはシンポジウムを開催し、デジタルツイン・キャンパスラボの概要や今後の取り組みなどについて発表する。
デジタルツイン・キャンパスラボは、物理空間と仮想空間を融合させた次世代のキャンパスネットワーク。今後のネットワークインフラとして期待される5Gや6Gの携帯電話技術や移動体向けの次世代無線通信規格、各種センサー機器や動画像認識、空間センシングなどの研究開発を進める。
また、デジタル情報を扱う上でのプライバシーやセキュリティに関する課題についての研究も実施。今後30年間を見据えた、新しい情報社会を創出するための基盤整備に貢献する。
SFC研究所とソフトバンクはデジタルツイン・キャンパスラボの設立に向けて、2021年からSFCに自営の5Gネットワークを構築。3次元高精度地図や点群データを活用してキャンパス空間をデジタル化するなど準備を進めてきた。
デジタルツイン・キャンパスラボの本格始動に先立ち、SFC研究所とソフトバンクは9月29日、オンラインシンポジウムを開催。ラボでの活動の概要や今後の予定、将来的な構想について、同大学大学院政策・メディア研究科の大前学教授、ソフトバンク先端技術研究所の湧川隆次所長らが説明する。シンポジウムの定員は先着1000人、参加費は無料。
慶應義塾大学の仮想空間を活用した新たな取り組みを紹介したが、慶応義塾大学の偏差値や受験対策のポイント、おすすめの予備校を紹介した記事も読んで参考にしていただきたい。
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