東日本大震災で被災した受験生、2023年度大学入学共通テストの検定料など免除に

大学入試センターは2022年10月21日、2023年度大学入学共通テストにおいて、東日本大震災で被災した志願者の検定料などを免除する措置を実施すると発表した。

免除される検定料は、3教科以上の場合は1万8000円、2教科以下の場合は1万2000円。成績通知を希望した場合は、成績通知手数料800円も免除となる。

免除の対象者は、東日本大震災における災害救助法が適用されている地域で被災した志願者で、主たる家計支持者が所有する自宅家屋が全壊、大規模半壊、流失した者、もしくは、主たる家計支持者が震災により死亡または行方不明の者。ただし、志願者本人が被災していない場合や、アパートなど家計支持者が所有していない借家の場合は、免除の対象にならない。

また、居住地が福島第一原子力発電所事故により、帰還困難区域、居住制限区域または避難指示介助準備区域に指定された者も、免除の対象者となっている。

返還申請の受付期間は、2022年12月12日から2023年1月30日まで。返還時期は、2023年2月下旬から3月下旬までを予定している。手続きの詳細については、2022年12月に同センターのホームページに掲載される。

東日本大震災の被災者に対する大学入学共通テストの検定料免除制度を紹介したが、受験生活でお金の心配がある人は、予備校にかかるお金を安くする方法などをまとめた記事も参考にしていただきたい。

[関連リンク]

東日本大震災に伴う令和5年度大学入学共通テストに関する措置について