給付型海外大学奨学金プログラムの説明会を11/13・20に開催――柳井正財団

柳井正財団は2022年10月19日、奨学金プログラムについて実際の奨学生らが説明するオンライン説明会を、11月13日と20日に開催すると発表した。ファーストリテイリング(ユニクロ)会長兼社長の柳井正氏が2015年に設立した財団で、海外留学を希望する学生の支援や米スタンフォード大学との学生交流などに取り組んでいる。

同財団は2017年から米国と英国の大学に進学する学生に返済不要の給付型奨学金を支給している。 有望な人材が経済事情などにかかわらず世界トップレベルの教育機会を得られるよう支給するもので、2022年の募集からは奨学金支給対象の大学や募集対象高校を大幅に拡大。高校からの推薦人数の上限も撤廃した。

説明会では、財団職員による奨学金制度の説明や奨学生らによるパネルディスカッションが行われ、個別相談もある。日程は11月13日・20日で、それぞれ午前の部と午後の部の2回。約3時間15分を予定している。

奨学金プログラムは、学校からの推薦が必要な「公募制学校推薦海外大学奨学金(予約型)」と、学校推薦が不要の「公募制海外大学奨学金(合格型)」の2種類。対象は、インターナショナルスクールを含む世界中の高校に在籍している日本国籍の学生で、選考は年2回行っている。

奨学生には、大学の授業料や寮費、保険料、生活支援金などを支給。支給額は財団で必要額を算出し、奨学生1人あたりの年間支給額は最大で米国大学進学者が9万5000ドル、英国大学進学者が6万5000ポンドとなっている。

説明会への申し込みは、財団ホームページの事前登録フォームから登録する。対象は中学生、高校生で、定員になりしだい募集は終了する。

返済不要の奨学金を得るには、優秀な成績を残す必要がある。成績アップのためにも、予備校の授業料など、かかる費用を抑える方法を解説した記事も読んで参考にしていただきたい。

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