近畿大、医学部と大学病院を大阪府堺市へ移転――2025年7月工事終了、11月移転予定

近畿大学は2022年10月24日、同大学医学部および大学病院の移転に向けて22日に起工式を執り行い、本体工事に着工することを発表した。

同プロジェクトは、近畿大学創立100周年記念事業ならびに医学部開設50周年事業の一環として実施するもの。創立100周年の年にあたる2025年の7月に工事終了、11月に移転を予定している。移転先は、大阪府堺市泉北高速鉄道泉ケ丘駅前。

この度の移転・建て替えにより、近畿大学病院は日本でも有数の高度先端医療機関であるという評価をさらに高め、アジア・世界での認知度を飛躍的に上昇させる未来志向型病院へと生まれ変わるという。

新病院では、全国でも高い実績を誇るがん・心血管疾患の治療を中心にさらなる先端医療の提供と医学研究の強化に取り組み、手術室、重症病床の増床のほか、日帰り手術・外来処置の促進に向けて施設面を拡充する。加えて、患者満足度向上を意識したITサービスの活用をはじめ、地域の医療機関や住民に向けてもITサービスを提供する。

また、新病院への移転を契機に、近畿大学における医療事業全体の社会性・効率性と安定的経営基盤を確立して最先端高度医療の継続的提供とハイレベルな研究体制を構築・堅持し、さまざまな世界大学ランキングで上位にランクインできるような医学部・病院を目指すという。

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近畿大学医学部および近畿大学病院を大阪府堺市へ移転 起工式を執り行い、本体工事に着工 _ NEWSCAST