慶應義塾と北里研究所が包括的連携協定を締結 教育・研究・医療活動の充実目指す

学校法人慶應義塾と学校法人北里研究所は2022年11月14日、教育・研究・医療活動の充実と質の向上に寄与し、社会貢献するため包括的連携協定を締結したと発表した。連携協定によって、両法人は教育や研究、医療のほか、産学連携や国際化など幅広い分野で連携し、協力を図る。

慶応義塾大学は福澤諭吉が開いた蘭学塾が起源であることはよく知られているが、北里研究所を創立した北里柴三郎はドイツ留学から帰国後の1892年、細菌学の研究と教育を目的とした私立の伝染病研究所を設立。このとき研究所設立を支援したのが福澤で、それ以来二人は親交を深めていった。

福澤の死後、慶應義塾は医学科を新設したが、このときに協力したのが北里で、初代の医学科長や病院長も務めた。その後、北里研究所は1962年、創立50周年を記念して、北里を学祖と仰ぐ北里大学を創設した。

両法人では、こうした歴史的背景を踏まえ、これまでの協力関係をより一層強化、発展させるとともに、両法人の特色やリソースを生かして包括的・継続的な連携を推進するとしている。

連携協定の締結式は11月10日、慶應義塾大学三田キャンパスで行われ、慶應義塾大学の伊藤公平塾長や北里研究所の小林弘祐理事長、島袋香子学長らが出席した。

慶応義塾大学を目指す人は、難易度や出題傾向などを詳しく解説した記事も読んで、参考にしていただきたい。

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