東大大学院工学系研究科「メタバース工学部」、「DE&I社会の実現にむけた産学連携による人材育成の行動宣言」を発表

東京大学大学院工学系研究科は2023年3月1日、「メタバース工学部」として、「DE&I社会の実現にむけた産学連携による人材育成の行動宣言」を発表した。

同研究科は、最新の情報や工学の実践的なスキルを獲得して未来社会を構想できる人材の育成に貢献することを目的として、「メタバース工学部」を昨年秋に設立。デジタル技術を駆使して工学系研究科の教育コンテンツを提供する学びの場として、中高生や保護者を主な対象とするジュニア工学教育プログラム「ジュニア講座」、社会人・学生を主な対象とするリスキリング工学教育プログラム「リスキリング講座」を開講し、多くの多様な受講者に「新しい学び」を提供してきた。

また、中高生・工学部生を主な対象として、若い人たちの現在や未来に関する疑問や悩みに真摯に対応するために、工学キャリアに関する総合情報サイトの構築を進めている。今回は、「今よりもずっと多様な人材が活躍できるように社会を変える必要がある」という認識のもと、「DE&I社会の実現にむけた産学連携による人材育成の行動宣言」を発表した。

この宣言は、大学と企業が力を合わせて多様な人材が学びやすい環境を整えることを宣言する「Diversityの学び」、あらゆる人々が公正かつ自由に学びの機会を享受できる社会が重要であるという認識のもと、大学と企業のそれぞれが持つ教育リソースを最大限に活用・融合し、新しい学びの場を広く社会に提供することを宣言する「Equityの学び」、大学や企業という立場を超えて、人材の流動性を高め、お互いに教えあい学びあう包摂性のある学びを作り出すことを宣言する「Inclusionの学び」の3つから成る。

「メタバース工学部」の活動の一環として、会員企業とともに常に学びを進化させ、今の学びを超え、新たな学びを創造し提供し続ける意思を表明した。

東大大学院の新しい取り組みを紹介したが、東大をはじめとした難関大学を目指す人は、予備校を利用する場合が多い。予備校の選び方も参考に、早めの受験対策を進めていただきたい。

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メタバース工学部「DE&I社会の実現にむけた産学連携による人材育成の行動宣言」|【工学部工学系研究科】 プレスリリース UTokyo-Eng

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