学習院大、科研費新規採択率で私大1位ーー2年連続で

学習院大学は2023年2月613、国の2022年度科学研究費(科研費)助成事業において、「研究者が所属する研究機関別採択率(新規採択分)」で私立大学中1位となったと発表した。同大学が新規採択率で私学1位となるのは、前年度に続き2年連続。

文部科学省の発表によると、同大学の新規課題の採択率は47.4%で、大学を含む研究機関の中で5位。私立大学の中で1位となった。前年度の採択率は49.2%で、大学を含む研究機関の中で2位だった。総合大学としても2年連続で1位となった。

科研費は、文部科学省と日本学術振興会による競争的資金で、人文学、社会科学から自然科学までの全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる学術研究を格段に発展させることを目的としている。審査は、専門分野の近い複数の研究者によって行われ、独創的・先駆的な研究として認められたものが採択される。

同大学では科研費などの獲得で研究を促進するため、2022年度からは「学習院大学グランドデザイン2039」をスタート。研究力を生かした産官学連携の推進による共同研究の促進や、研究者交流の活発化などに取り組んでいる。

荒川一郎大学長は「科研費の採択率が高いことは本学の研究活動の質の高さを示しており、活発な研究活動が教育にも波及して大学全体の活力を高めている」とコメントした。

質の高い研究活動が活発に行われている学習院大学を目指す人は、学習院大学の入試制度や難易度、対策方法などを紹介した記事も参考にしていただきたい。

[関連リンク]

令和4年度科研費採択率において、本学が2年連続で私立大学で第1位になりました