大学受験生を対象にしたオンライン学習塾「スタディチェーン」を運営するHUSTARは2024年1月19日、英検準1級の合格者を対象に「英検準1級を取得した目的」について尋ねたアンケート結果を公表した。最も多かったのは「大学受験のため」で約7割を占めた。
アンケートは2023年6月から9月にかけてインターネットを通じて調査。実用英語技能検定(英検)準1級の資格を持つ103人から回答があった。
受験の理由として最も多かったのは「大学受験のため」で69%。次いで「単に資格がほしかった」が15%、「就職活動のため」が9%だった。「高校受験のため」も4%を占めた。
最近は大学試験で、英検やTOEIC、TOEFLなどの資格試験を活用する大学が増えており、資格を点数換算したり、英語の筆記試験を免除したりとさまざまに活用されている。なかには一定の資格を出願資格としている大学もある。これに対し、高校生の間でも準2級以上を取得する生徒が増加している。
日本英語検定協会によると、準1級は「社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用できる」レベルで、単語の量も2級に比べて格段に増える。基本的な文法や読解、リスニングが身に付いていれば合格できた2級とは違い、単語の暗記などの対策が必要になる。
英検準1級レベルの資格があれば、大学受験で有利になるだけでなく、就職活動でのアピールポイントにもなり、就職後も活躍のチャンスが増えるとして、同塾では「ぜひ資格取得に挑戦してほしい」としている。