立教大学、新時代の環境リーダーを育成する環境学部を開設 2026年度から

立教大学は2024年5月8日、新たに2026年度から環境学部を開設すると発表した。新学部は池袋キャンパスに設置され、入学定員204人。文系・理系を問わず幅広く学生を募集し、次代を担う「環境リーダー」の育成を目指す。同学部が新設されれば、12学部28学科10専修1コースを擁する総合大学となる。

大学によると、環境学部は環境学科1学科で、自然環境を科学的に捉え、社会経済システムに関わる技術と学識をそれぞれの立場で活用できる人材や「Environmental Justice(環境正義)」の概念を理解し、環境問題の解決とサステナブル社会への変革のために行動できる人材などの育成を目指す。

教育面では、半数を理系教員で構成し、科学を重視した「環境」をメインテーマとする文理融合のリベラルアーツ教育を展開。プロジェクト型演習をはじめ、国内外でのフィールドスタディ、社会と連携した体験学習などを通して、高度な実践力や課題解決力などを養っていく。

また、リーダーシップ教育を通して、学生一人ひとりの個性や強みを伸ばしながら、GX(グリーントランスフォーメーション)やカーボンニュートラルに貢献する次代の「環境リーダー」を育てる。

主な進路として、国際機関や環境省などの官公庁、地方自治体のほか、環境・サステナビリティに関わるNPOやNGO、環境問題やSDGsに積極的に取り組んでいる企業などを想定している。

西原廉太総長は「環境学部は文理融合型の新学部だが、学位に理学分野が含まれ、本学としては理学部についで2つ目の自然科学系に寄せた学部となる。新しい学部で行われる教育研究活動が本学のフラッグシップとなるよう、全学を挙げて推進していく」としている。

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新しい時代の“環境リーダー”を育成 環境学部(新学部)の概要発表~2026年4月設置構想中~

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