神戸学院大学を目指す人におすすめの塾・予備校は? 入試制度から対策ポイントまで解説

神戸学院大学は、兵庫県神戸市にポートアイランド第1キャンパス、ポートアイランド第2キャンパス、有瀬キャンパスの3キャンパスを構える私立総合大学です。法学部、経済学部、経営学部、人文学部、心理学部、現代社会学部、グローバル・コミュニケーション学部、総合リハビリテーション学部、栄養学部、薬学部といったバラエティ豊かな10学部を擁し、文理の枠にとらわれない広く深い学びの機会を提供しています。

そんな神戸学院大学は、リクルート進学総研が2023年7月に発表した「進学ブランド力調査2023」において、関西エリアの高校3年生に聞いた「志願したい大学」ランキングで14位にランクイン。また、東海エリアの高校3年生に聞いた「大学のイメージ」ランキングでは「おしゃれな」イメージで8位にランクインしています。

このように、今や関西エリアのみならず、他エリアでもじわじわと人気を集めている神戸学院大学に入学したいのであれば、塾・予備校の力を借りて受験対策を進めていくことが得策です。

そこで今回は、神戸学院大学の入試制度、偏差値・難易度と入試対策のポイントについて解説した上で、神戸学院大学を目指す人におすすめの塾・予備校を3つ紹介します。

神戸学院大学の入試制度はどうなっている?

神戸学院大学の主な入試制度には、「一般選抜入試」「大学入学共通テスト利用入試」「公募制推薦入試」「総合型選抜入試」「指定クラブ強化特別入試」の5つがあります。

ここでは、「一般選抜入試」と「大学入学共通テスト利用入試」について解説します。

〈一般選抜入試〉

神戸学院大学独自の個別学力試験が課される入試制度です。前期・中期・後期の3日程があります。グローバル・コミュニケーション学部 グローバル・コミュニケーション学科 日本語コースを除く全学部で実施されます。

前期日程基本的には3科目型の試験が課される。追加料金を支払えば、
高得点または指定の2科目の得点で合否を判定する「2科目評価型」や、
高得点または指定の2科目の得点に大学入学共通テストの
得点を加えた総合点で合否を判定する「共通テストプラス型」にも出願できる。
中期日程基本的には2科目型の試験が課される。追加料金を支払えば、
高得点の1科目を2倍に換算して合否を判定する「高得点科目重視型」や、
2科目の得点に大学入学共通テストの得点を加えた総合点で合否を判定する
「共通テストプラス型」などにも出願できる。
後期日程基本的には2科目型の試験が課される。追加料金を支払えば、
2科目の得点に高校の調査書の点数を加えた総合点で合否を判定する
「調査書併用型」や、高得点または指定の1科目の得点で合否を判定する
「1科目評価型」、高得点または指定の1科目の得点に大学入学共通テストの
得点を加えた総合点で合否を判定する「共通テストプラス型」などにも出願できる。

〈大学入学共通テスト利用入試〉

大学入学共通テストの得点のみで合否を判定する入試制度です。前期・後期の2日程があります。グローバル・コミュニケーション学部 グローバル・コミュニケーション学科 日本語コースを除く全学部で実施されます。

●法学部
●経済学部
●経営学部
●人文学部
●心理学部
●現代社会学部
●グローバル・コミュニケーション学部(英語コース、中国語コース)
●総合リハビリテーション学部(社会リハビリテーション学科)
外国語(英語)の得点のみで合否を判定する「1科目型」、外国語1科目と高得点の1科目の得点の総合点で合否を判定する「2科目型」、外国語1科目・国語(近代以降の文章のみ)・高得点の1科目の得点の総合点で合否を判定する「3科目型」、高得点の4科目の総合点で合否を判定する「4科目型」がある。
●総合リハビリテーション学部(理学療法学科、作業療法学科)
●栄養学部
理科1科目と高得点の1科目の得点の総合点で合否を判定する「2科目型」、理科1科目と高得点の2科目の得点の総合点で合否を判定する「3科目型」、理科1科目と高得点の3科目の総合点で合否を判定する「4科目型」がある。
●薬学部理科1科目と高得点の1科目の得点の総合点で合否を判定する「2科目型」、理科1科目・外国語1科目・数学1科目の得点の総合点で合否を判定する「3科目型」、外国語1科目と数学1科目・理科1科目を含む高得点の3科目の総合点で合否を判定する「4科目型」がある。

受験の際には、必ず該当する年度の「入学試験要項」を確認してください。

「公募制推薦入試」と「総合型選抜入試」については以下の記事が参考になるでしょう。

神戸学院大学の難易度と入試対策のポイントは?

東進のデータによると、神戸学院大学の偏差値は44~57となっています。

偏差値が最も高い最難関の学部・学科は、グローバル・コミュニケーション学部 グローバル・コミュニケーション学科 英語コース、総合リハビリテーション学部 社会リハビリテーション学科、栄養学部 栄養学科 管理栄養学専攻の3つです。

一方、偏差値が最も低い狙い目の学部・学科は、グローバル・コミュニケーション学部 グローバル・コミュニケーション学科 中国語コースです。

偏差値のみを見れば、神戸学院大学の難易度は私立大学の中では中堅レベルと言えます。早いうちからコツコツと受験対策を行えば、合格をつかむことは難しくないでしょう。

「一般選抜入試」に挑戦する場合には、しっかりと基礎固めをすることが大切です。教科書レベルの知識は取りこぼしなくマスターし、教科書準拠の問題集や過去問を繰り返し解いて得点力を高めましょう。

「大学入学共通テスト利用入試」や、一般選抜入試の「共通テストプラス型」に挑戦する場合には、過去問に取り組んだり、模試に挑戦したりして得点率5~6割以上を目指しましょう。

神戸学院大学を目指す学生におすすめの塾・予備校

神戸学院大学に合格するための道標が欲しいと考えるのであれば、大学受験のプロである塾・予備校に通うことをおすすめします。

神戸学院大学を目指す学生は、以下の3つの塾・予備校をチェックしてみてください。

東進ハイスクール・東進衛星予備校

東進ハイスクール・東進衛星予備校は全国各地に約1000の校舎を構え、約10万人の生徒の指導に当たっている大手予備校です。東京大学をはじめとする難関大学に多くの生徒を現役合格させていることで名高い予備校ですが、そのネットワーク力を活かし、地方にある私立大学の入試対策にもしっかり対応しています。

神戸学院大学も、例外ではありません。12レベルに細分化された講座の中から自分の実力に合った講座を選び、スモールステップで着実に神戸学院大学の入試に臨むために必要な力を磨けます。

加えて、10年分相当の大学入学共通テスト型演習に取り組める「過去問演習講座」や、東進が保有するビッグデータと生徒本人の学習履歴をAIによって分析した上で必勝必達の演習セットを提案してくれる「志望校別単元ジャンル演習講座」も受講すれば、神戸学院大学現役合格に一層近づけるでしょう。

大学入学共通テストを利用して神戸学院大学の入試に挑戦する場合には、東進主催の「共通テスト本番レベル模試」もあわせて受験することをおすすめします。2カ月ごとに実施される連続模試で、試験実施から中5日で超スピード返却してもらえるため、自身の課題をリアルタイムで知り、対策できます。何度も模試を受けていけば、試験の雰囲気に慣れて本番でも遺憾なく力を発揮できるようになるでしょう。

駿台予備学校

駿台予備学校は、神戸学院大学に多くの合格者を送り出している大手予備校です。2023年度には、87人を合格に導いています(駿台グループ関連法人の在籍者および講習受講生の集計)。なお、そのうち27人は薬学部の合格者です。

駿台予備学校には、現役合格を目指す高校生向けの「高校生クラス」と、第一志望大学合格を目指す浪人生向けの「高卒(浪人生)クラス」があります。

高校生クラスでは、志望大学に応じて受講する講座を選びます。講師や進路アドバイザー、AIによるきめ細やかなサポートを受けながら、着実に学力を伸ばせるでしょう。

高卒(浪人生)クラスでは、志望大学に応じてコースを選びます。クラス担任によるコーチングやICT教材を用いた学習サポートを受けながら、じっくりと受験勉強に取り組めます。

個別指導のアプロット

他の生徒のことは気にせずにマイペースに学習を進めたいと考えている人や、地元ならではの情報力で有利に受験勉強を進めていきたいと考えている人には、個別指導のアプロットがおすすめです。

個別指導のアプロットは、大阪府と兵庫県に3校舎を展開している地元密着型の進学塾です。厳選されたプロ講師による完全マンツーマンの個別指導と4人のチーム担任制により、第一志望合格率90%を達成しています。

とりわけ、関西圏にある大学の受験指導には力を入れており、それぞれの大学に応じた独自の対策コースを設けています。神戸学院大学については、薬学部対策講座が設けられています。

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