立教大学は、「MARCH」の一角を占める日本有数の難関私立大学です。個性的かつ国際色豊かな研究・教育を行っており、観光学部・コミュニティ福祉学部といった珍しい学部や、グローバル・リベラルアーツ・プログラム(GLAP)というコースも設置しています。
その学問への姿勢は世界的にも認められており、2022年10月12日に発表されたTHE世界大学ランキング2023では、総合ランキング1001-1200位、国内大学全体で23位と健闘。特に、International outlook(国際性)のスコアでは、国内4位、私立大学では1位を獲得しています。
国内外の多くの人から評価されている立教大学は、受験生の憧れです。そのため、本気で立教大学を目指すのであれば、多くのライバルに負けない実力を身につける必要があります。
今回は、立教大学の入試制度と偏差値・難易度、入試対策のポイントを解説した上で、立教大学を目指す受験生におすすめの塾・予備校を紹介します。
立教大学の入試制度、偏差値・難易度
まずは、立教大学の入試制度と偏差値・難易度について解説します。
立教大学の入試制度
立教大学の入試制度には、一般入試、大学入学共通テスト利用入試、総合型選抜があります。
〈一般入試〉
立教大学の独自試験によって合否を判定する入試制度です。ほとんどの学部・学科で2科目+指定の「英語資格・検定試験」の成績または大学入学共通テストの「英語」が課されます。試験日が異なれば、複数日程での併願も可能です。
〈大学入学共通テスト利用入試〉
大学入学共通テストの成績で合否を判定する入試制度です。3科目型・4科目型・6科目型があり、外国語については指定の「英語資格・検定試験」のスコアも利用できます。また、すべての学部・学科、科目型と、一般入試との併願ができます。
〈総合型選抜〉
立教大学は、以下に挙げる3つの総合型選抜も実施しています。
- 自由選抜入試
志望学部に関連する高い能力や学業以外の諸活動の分野に秀でた個性を持ち、各学部の教育目的への理解と学びへの熱意がある学生を受け入れるための入試制度です。第1次選考では書類選考、第2次選考では小論文や面接試験、総合科目が課されます。
- 国際コース選抜入試
異文化コミュニケーション学部(Dual Language Pathway)・社会学部 社会学科(国際社会コース)・法学部 国際ビジネス法学科(グローバル コース)と、グローバル・リベラルアーツ・プログラム(GLAP)での学修を希望する学生を選抜する入試制度です。第1次選考では書類選考や課題小論文、第2次選考では小論文や面接試験が課されます。
- アスリート選抜入試
スポーツ競技の優秀な実績に加え、優れた人格と学業に対する高い意欲を備えている学生を選抜する入試制度です。第1次選考では書類選考、第2次選考では小論文と面接試験が課されます。
立教大学の偏差値・難易度
東進のデータによると、立教大学の偏差値は63~65。とはいえ、基本的には学部・学科問わず偏差値は64で、文学部の一部日程のみ63~65とばらつきがある状態です。
つまり、学部・学科間で難易度にはほとんど差がなく、狙い目と言える学部・学科もありません。立教大学の難易度は私立大学の中ではトップクラスであるため、どの学部・学科を受験するとしても、より高い学力を身につけておく必要があります。
立教大学の入試対策のポイント
立教大学の一般入試では、奇をてらった問題が出題されることはほとんどありません。基礎固めを徹底した上で、過去問演習を繰り返して立教大学の試験形式に慣れておけば、しっかりと得点できるでしょう。
大学入学共通テスト利用入試では、指定科目数以上の科目を受験した場合にはより点数が高い科目を利用できるため、得意な科目の点数を伸ばすことが得策です。得点率は7~8割以上を目指してください。
加えて、指定の「英語資格・検定試験」で高スコアを獲得しておくことをおすすめします。
一般入試においても大学入学共通テスト利用入試においても、より有利な状態で入試に臨めるでしょう。
立教大学を目指す受験生におすすめの塾・予備校
より堅実に立教大学の入試対策を進めていきたいと考えるのであれば、塾・予備校の力を借りるとよいでしょう。
中でも、立教大学の合格実績が豊富な塾・予備校に通えば、入試に関する膨大なデータや、実績に裏打ちされたノウハウに基づく的確な指導を受けられます。
以下より、立教大学を目指す受験生におすすめの塾・予備校を3つ紹介します。
東進ハイスクール・東進衛星予備校
立教大学合格を目指す現役生には、東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)に通うことをおすすめします。
東進は、毎年圧倒的な現役合格実績をたたき出している最大手の予備校です。2022年度には、2646人の立教大学現役合格者を輩出しています(現役生のみ、講習生含まず)。
東進の強みは、実力講師陣による熱量ある授業を収録した約1万種類もの映像授業、生徒のモチベーションを高く維持する手厚い指導・サポート体制、そして、最新技術と膨大なデータを駆使した志望校対策講座にあります。
中でも、10年分相当の大学入学共通テスト対策演習や、最大10年分の志望大学の独自試験の対策演習に取り組める「過去問演習講座」、100万人の東進生の学習データや志望大学の過去問データ、対象生徒の過去問演習講座をはじめとする学習履歴をAIによって分析し、志望校対策の最適解を導き出してくれる「志望校別単元ジャンル演習講座」といった志望校対策講座は、より効率的に立教大学合格を目指したい受験生のニーズをしっかり満たしてくれるでしょう。
さらに、東進が同一実施日・会場実施にこだわって実施する「共通テスト本番レベル模試」や「全国有名国公私大模試」を受験すれば、立教大学の合格に向けた対策のヒントを得られる上、試験慣れもできるでしょう。
河合塾
2022年度には現役・浪人合わせて4546人(河合塾グループ関連法人の在籍者および講習受講生の集計)を立教大学合格に導いた河合塾も、立教大学を志願する受験生にぜひチェックしてほしい塾・予備校の1つです。
河合塾は、現役生向けのコースとして「高校グリーンコース」、高卒生向けのコースとして「大学受験科」を設置しています。
高校グリーンコースでは、自身の学力や志望大学に合わせて総合的に学習できる「レベル講座」と、分野別対策や大学別対策、総合型選抜対策など、目的に合わせて学習できる「セレクト講座」を組み合わせ、志望大学合格に必要な力を着実に培えます。「GMARCH英語」のように、立教大学の独自試験攻略に特化した講座も開講しています。
大学受験科では、自身の学力や志望大学のレベルに合うコースを選択し、自分専用カリキュラムに沿って効率的に受験対策ができます。立教大学志望者向けのコースとしては、「難関私立大文系コース」「難関私立大理系コース」などがあります。
早稲田塾
総合型選抜で立教大学合格をつかみたいと考えている受験生は、ぜひ、早稲田塾に通うことを検討してみてください。
早稲田塾は総合型選抜・学校推薦型選抜の対策に特化した塾・予備校です。2023年度には、立教大学に128人の現役合格者を輩出しています(現役生のみ、講習生含まず)。内訳は自由選抜入試と国際コース選抜合わせて116人、その他の入試方式で12人です。
早稲田塾では、「総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)特別指導」「論文系講座」「英語特訓道場」「未来発見プログラム」「表現力開発講座」などの独自カリキュラムを設け、総合型選抜・学校推薦型選抜を突破する上で求められる力を身につけられる本質的な学びを提供しています。
また、万が一総合型選抜・学校推薦型選抜で不合格となっても、一般選抜に対応できるよう東進の講座を受講できる環境も整えています。