東京医科大が「学校推薦型選抜(英語検定試験利用)」を導入 2025年度から

東京医科大学は2024年5月27日、医学部医学科の入試に2025年度から「学校推薦型選抜(英語検定試験利用)」を新たに導入すると発表した。将来、医師や研究者として海外で活躍することを目指す学生を選抜する。試験は両選抜とも2024年11月30日に行われる。

学校推薦型選抜(英語検定試験利用)は、高校を2024年3月に卒業したか、2025年3月卒業見込みで、世界に活躍の場を求めようとする強い意志のある学生が対象。英語検定試験でCEFRのB1以上のスコアを持ち、高校の調査書全体の評定平均値が4.0以上であることなどが出願の要件となる。

募集人員は3人以内で、試験は2024年11月30日に実施する。試験会場は東京医科大学で、数学・物理・化学・生物の試験と英語検定試験のスコア、小論文、個人面接、書類審査によって合否を決定する。

合格者は入学を確約するとともに、入学後は米国医師国家試験(USMLE)の受験準備コース、または、研究室に所属し研究の方法論を体系的に学ぶ「リサーチ・コース」を受講しなければならない。これによって、大学は卒業生の活躍の場を世界に広げ、大学の研究力の強化を図る。

出願期間は2024年11月4日午前0時から、11月15日午後11時59分までで、Webで受け付ける。必要書類はWeb出願受付期間内に郵送する。検定料は6万円。学校推薦型選抜(一般公募)との併願も可能。

2025年度の入学試験の詳細については、6月下旬、大学の受験生向けサイトで公表される。

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