大阪工業大学、2025年4月に実世界情報学科を新設 

大阪工業大学は2024年7月1日、翌年4月に新たな学科として情報科学部実世界情報学科を開設すると発表した。IoTやAIなど最新の情報科学技術を活用し、社会の課題を具体的に解決できるプロフェッショナル人材の育成を目指す。

新設される実世界情報学科の目的は「現実世界の情報とサイバー世界のAI処理を融合させ、社会の課題を具体的に解決できるプロフェッショナル人材の育成」。IoT機器の開発製造や業務用ソフトウエア開発、インフラ設備の遠隔運用監視などの分野で活躍する人材を想定している。中学教員免許の「数学」や高等教員免許の「数学」「情報」、基本情報技術者試験などの資格も取得できる。入学定員は80人。

新学科の開設にあわせ、最先端のドローン技術の習得に必要な大規模屋内実証実験施設「DXフィールド」を枚方キャンパスに新設する予定で、学生は1年次から天候に左右されずに多数のドローンを飛行できる環境で、ドローンの操縦法を学べる。ほかにも、ソフトウエアやコンピューターを使いこなす授業があり、IoTやAI、プログラミングなどの専門的な知識を習得していく。

また、DXフィールドは、DXの実現に必要なAI、IoT、CPS、データサイエンス、ICT、RPA、XR、サイバーセキュリティなどの多種多様な情報技術に関する実証実験が可能な施設で、ドローン技術の修得だけでなく、AIやソフトウエアで制御されたドローンやロボットによる物流、農業、防災などの社会応用実験、大規模なXRシステムの研究開発ができる。

[関連リンク]

情報科学部実世界情報学科

[関連記事]