追手門学院大学が2025年に理工学部を開設 文科省認可

追手門学院大学は2024年9月4日、開設に向けて準備を進めてきた理工学部について、8月29日付で文部科学省の認可を受けたと発表した。入学定員は200人で、2025年4月に開設される。同大学には人文・社会科学系の8学部があるが、理工系学部は初めてとなる。

理工学部には数理・データサイエンス学科(定員30人)、機械工学科(同50人)、電気電子工学科(同50人)、情報工学科(同70人)の4学科が設置される。各自の専門分野の基礎と理論だけでなく、隣接する3学科の専門分野についても学べる。

また、3年次には4学科の学生がチームを組み、実社会の課題に取り組む課題解決型授業が必修科目になる。幅広い視点から地域社会の課題に取り組む思考力と、近接分野の技術者と協力し合う力を養うのが狙いで、工学と理学の両方の視点をあわせ持って、持続可能な社会の構築を支える技術者の輩出を目指す。

理工学部の学生は、1年次は茨木総持寺キャンパスで学び、2年次以降は茨木安威キャンパスで専門分野を深める。このため、安威キャンパスに光造型3Dプリンターや水中ドローンをはじめ、最新の実験機材などを導入し、理系教育・研究の拠点として整備する。

同学部は、デジタル・グリーンなどの成長分野をけん引する高度専門人材の育成に向けた大学の改革を支援する文部科学省の大学・高専機能強化支援事業(理系学部拡充支援事業)に選定されている。

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2025.4 理工学部新設

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