【鹿児島純心女子短期大学】2026年度以降の学生募集を停止へ

2025年01月24日、学校法人鹿児島純心女子学園は、2026年度(令和8年)以降に鹿児島純心女子短期大学の学生募集を停止することを決定した。

学生募集を停止する背景には、4年制大学志向の高まりと18歳人口の減少がある。

同短大は、2020年度より志願者が急激に落ち込み、大幅な定員割れが続いていた。23年度の充足率は50%、定員を185人に縮小した24年度も79%にとどまっている。昨年4月の入学生は定員185人のところ146人と、学生の確保に苦心していた。

オープンキャンパスの開催など定員の確保に向けてさまざまな取り組みや努力を続けたが、2026度以降の学生募集を停止するという苦渋の決断に至った。

1960年(昭和35年)に開学した同校は、「聖母マリアのように神様にも人にも喜ばれる女性の育成」を建学の精神とし、カトリック精神に基づく人格教育を教育理念として高等教育を展開していた。開学以来65年にわたって、18,000人を超える卒業生を社会に送り出している。

なお、2025年度の学生募集は通常通り実施し、同年4月の入学生を含む全学生が卒業した際に同短大を閉校する。同短大の跡地には、同法人が運営する鹿児島純心大学の人間教育学部を2027年度に再編し、デジタル人材を育成する新学科を創設する予定だ。

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鹿児島純心女子短期大学の学生募集停止(令和8年度以降)について

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