芝浦工業大学は、2022年7月4日、2023年度の指定校推薦入学者選抜から、全国の入学者65名程度を対象に最大200万円を支給する給付型奨学金制度「朝日に輝く奨学金」を新設することを発表した。
同大学は、近年首都圏の大学のローカル化が進み、学生の出身地の多様性が失われていることを懸念。「教育も研究も、ダイバーシティの中でこそイノベーションが生まれる」との考えのもと、地方からの入学者比率を現在の18％から、創立100周年を迎える2027年度までに25％にすることを目標に据えている。
2023年度からは給付型奨学金制度を新設することにより、全国型大学への展開と全国で活躍する卒業生の輩出を推進し、永続的な大学の発展と地方創生への一助を目指す。
同奨学金制度の対象は、指定校推薦入学者選抜によって同大学への入学を許可された1都6県（東京都・神奈川県・埼⽟県・千葉県・茨城県・栃⽊県・群⾺県）以外の出身者。ただし、1都6県の出身者の場合でも、通学時間が2時間以上かかる場合は対象に含まれる。
給付額は年間50万円で、最長4年間となっている。採用人数は65名程度で、家計基準はない。ただし、継続には各学年において規定の成績基準を満たすことが求められる。
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