【長崎国際大学】県北初の理工系学部開設へ|佐世保市は3年間10億円支援案を発表

長崎県佐世保市に位置する長崎国際大学では、県北地域で唯一となる理工系学部の開設に向けた取り組みを進めている。

同大学は2024年6月に文部科学省の大学・高専機能強化支援事業の対象校に選ばれ、2027年4月にIT分野に強い人材を育成する情報学部・情報デザイン学科の開設を目指している。

唯一の理工系学部となる情報学部の開設に先立ち、59社の工業事業者で構成される「佐世保工業会」と大学が情報交換会を開催した。会合では、事業者側からIT知識に加えコミュニケーション力のある学生育成を求める声が上がり、大学側は連携したインターンシップの実施に意欲を示した。

また、佐世保市の宮島大典市長は27日、同学部の施設整備などに充てるため、来年度から3年間で計10億円を支援する方針を発表した。支援は市内の進学先確保や情報分野の高度専門人材育成を通じた人口減少対策を目的とし、産学官連携による政策投資の一環と位置付けられている。

市は新学部による税収・経済効果を踏まえ妥当な支援額と判断したとしており、大学も「産学官が一体となった学部育成を期待する」とコメントしている。

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NIU情報学部 情報デザイン学科