東京都は、東京都立大学の一般選抜で合格した受験生が入学手続き後に入学を辞退した場合、納付済みの入学金を全額返金する方針を明らかにした。2026年6月17日の都議会で明らかにしたもので、2027年度入試から導入するとしている。
推薦入試などは対象外で、入学手続きの締め切り後に他大学へ合格し、東京都立大学への入学を辞退する受験生が対象となる。
同大学の入学金は、都内居住者が14万1000円、都外居住者が28万2000円となっている。都内に住む子育て世帯の授業料支援として、所得制限を設けずに授業料を全額免除する制度を実施している。ただし、入学金の減免に関しては、生活保護世帯など一定の条件が必要となる。
今回の対応は、第一志望校の合格発表前に入学資格を確保するため、別の大学へ入学金を納めなければならない、いわゆる「入学金の二重払い」の負担軽減を目的とする。近年は私立大学の追加合格が3月下旬に発表されるケースが多く、東京都立大学でも入学金の納付後に入学を辞退する受験生が出ているという。
文部科学省は2026年1月、各国公私立大学長に対し、経済的理由で修学困難な学生への支援策について通知した。公立大学である東京都立大学が全額返金に踏み切ることで、他の公立大学に同様の対応が広がるか注目される。
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経済的理由により修学困難な学生等に対する支援策の周知等について(通知)