夏期講習とは、学校の授業がない夏休み期間に塾や予備校で開講される特別講座のことです。1学期の復習や苦手克服、学習習慣の維持、受験対策など、さまざまな目的で活用できます。
本記事では、夏期講習の受講を考えている高校生と保護者の方向けに、夏期講習は具体的にいつ開講されているのか、また申し込み開始はいつなのかを解説します。さらに、夏期講習を申し込む前に確認しておきたいことについても触れているので、夏期講習を検討している方はぜひご一読ください。
夏期講習の受講はいつから?

夏期講習は、基本的に学校の授業がない夏休み期間、つまり7月中旬から8月下旬の間に開講されることがほとんどです。
ただし、具体的な期間は申し込む講座によって異なります。7月中旬から8月下旬まで毎週授業がある講座もあれば、3日間で特定の分野を集中して学ぶ短期講座もあります。学習習慣を付けたい場合は毎週通える講座、短い期間で苦手克服をしたい場合は短期集中講座など、目的や予定に合わせて選ぶとよいでしょう。
また、塾や予備校によっては、夏休み期間を前期・後期や複数の期間に分け、それぞれの期間に講座を選んで受講できるケースもあります。
夏期講習の申し込み開始はいつから?

夏期講習自体は7月中旬から始まりますが、申し込みの受付は5月~6月頃から開始される塾・予備校が多くあります。人気の講座はすぐ定員に達してしまうケースも珍しくないため、気になる講座があれば早めに申し込むことをおすすめします。
また、早めに申し込むことで割引などの特典が受けられることもあります。
おすすめの塾・予備校の夏期講習の受講期間・申込期限

夏期講習の受講期間や申込期間は、塾・予備校によって多少異なります。ここでは、以下5つの塾・予備校について、それぞれ特長や受講期間、申込期間を紹介していきます。
- 東進ハイスクール・東進衛星予備校
- 駿台予備学校
- 河合塾
- 四谷学院
- 進学個別指導のTOMAS
東進ハイスクール・東進衛星予備校
東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)の「夏期特別招待講習」では、高い実力を持つ有名講師陣の授業を無料で受けることができます。パソコンやスマートフォンを使って英単語の暗記や計算演習に取り組める「高速マスター基礎力養成講座」も一部を無料で利用可能です。
ITを活用した映像授業であるため、自分の予定に合わせてスケジュールを組みやすいのが魅力の一つです。部活や習いごとと勉強を両立したい方にもおすすめです。
基礎レベルから最難関レベルまで145もの講座から、自分の学力や目的に合った講座を選んで受講できます(高校3年生は75講座)。
| 受講期間 | 【高校0・1・2年生】2026年6月2日(火)~8月31日(月) 【高校3年生】2026年6月2日(火)~8月10日(月) |
| 申込期間 | 【高校0・1・2年生】 2講座+高速マスター無料招待:2026年6月1日(月)~7月31日(金)まで 【高校3年生】 1講座+高速マスター無料招待:2026年6月1日(月)~7月31日(金)まで |
詳細情報は以下の公式サイトをご確認ください。
【公式】2026年 夏期特別招待講習(夏期講習)│高校生対象
駿台予備学校
駿台予備学校は、プロの講師による質の高い対面授業が特長の予備校です。難関大学や医学部受験に強く、東京大学や京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学などに多数の合格者を輩出してきた実績があります。
夏期講習では、共通テスト対策から大学別対策まで500以上の講座を用意しており、学力や目的に合った授業を選べます。1コマは基本50分と比較的短いため、集中力を維持しながら学習しやすいでしょう。
| 受講期間 | 【高校1・2年生】2026年7月22日(水)~8月22日(土) 【高校3年生】2026年7月10日(金)~8月22日(土) |
| 申込期間 | 2026年6月2日(火)~各講座開始日の10日前まで※ |
※インターネットの場合
河合塾
河合塾は、質の高いオリジナルテキストを使用した授業が特長です。過去の入試傾向を徹底分析して作成したテキストを使い、大学入試を知り尽くしたプロの講師が指導するため、効率良く受験対策ができます。
河合塾の夏期講習は、2日間もしくは5日間で完結する集中講座です。短期で集中して学習できるため、部活動や遊びの予定と勉強を両立しながら、充実した夏休みを過ごせます。
なお、高校1・2年生には1講座500円のダイジェスト講座も用意されています。
| 受講期間 | 7月28日(火)~8月26日(水)のうち連続する2日間もしくは5日間 |
| 申込期間 | 6月1日(月)18時~各講座の受講開始日の4日前まで |
四谷学院
四谷学院は、科目別能力別クラスのわかりやすい授業や、受験に必要な知識や解法を55段階で学ぶ個別指導が特長の予備校です。
四谷学院の夏期講習は、1日2コマずつ3日間の集中講義で、苦手分野を克服し、得意分野をより伸ばすことができます。さらに、3日間朝から夜まで1科目を集中して学び、集中力や持続力を高める夏期特訓もあります(高校1年生は除く)。
| 受講期間 | 【高校1・2年生】2026年7月20日(月)~8月22日(土)のうち3日間 【高校3年生】2026年7月2日(木)~ 8月26日(水)のうち3日間 |
| 申込期間 | 【高校1・2年生】2026年6月25日(木)~定員になり次第締め切り 【高校3年生】2026年6月22日(月)~定員になり次第締め切り |
進学個別指導のTOMAS
進学個別指導のTOMASは、完全マンツーマンの個別指導が特長の個別指導塾です。生徒一人ひとりに合ったカリキュラムを志望校から逆算する形で作成し、個々の理解度に合わせながら丁寧に指導します。
| 受講期間 | 2026年7月20日(月)~8月31日(月) |
| 申込期間 | 定員になり次第締め切り |
夏期講習を申し込む前に準備すべきこと

せっかくお金を払って夏期講習を申し込むのですから、できる限り有意義な場としたいところでしょう。そのためには、事前準備が欠かせません。ここからは、夏期講習を検討している高校生やその保護者へ向けて、夏期講習を申し込む前に準備すべきポイントを紹介します。
夏期講習の受講目的をはっきりさせる
夏期講習を受講すること自体が目的となってはいけません。夏期講習を通して何を達成したいのか、目的を具体的に決めることが大切です。
夏期講習の受講目的は人によってさまざまですが、例えば以下のようなものが考えられます。
- 学習習慣を付ける
- 1学期の内容を復習する
- 苦手分野を克服する
- 受験対策に取り組む
学習習慣を付ける
夏期講習は、学習習慣を身に付ける目的で活用できます。
「夏休みになるとついだらけてしまって夜更かししてしまい、朝起きられない」このような生徒は多いでしょう。学校に行く必要がないと、生活リズムも乱れがちです。
夏期講習を受講すると、決まった時間に塾や予備校に通う必要があります。そのため、自然と生活リズムが整い、学習習慣も身に付きやすくなります。
夏休みの間も学習習慣を維持できれば、夏休み明けも良いペースで学習に取り組めるでしょう。
1学期の内容を復習する
1学期に学んだことを復習するために、夏期講習を受講する人も多くいます。1学期の内容を十分理解すれば、2学期の学習にもスムーズに移れるでしょう。
特に数学や英語は積み上げ科目といわれ、1学期の内容を理解しておかないと2学期の授業にもついていくのが難しくなってしまうため、復習は非常に重要です。
また、授業で学んだことを夏期講習で復習することで、定期テスト対策や内申点アップにもつながるでしょう。
苦手分野を克服する
まとまった時間が取れる夏休みを利用して、普段なかなか取り組めない苦手分野を克服したいと考える方は多いでしょう。特に、受験を控えた高校3年生は、夏休み中に苦手を克服しておかないと、2学期以降の本格的な入試対策に出遅れてしまいます。
しかし、苦手分野の学習は気が進まず、ついあと回しにしてしまう方が多いのではないでしょうか。そのような場合は、夏期講習を活用するのがおすすめです。苦手分野を学ぶ講座を受講することで、先送りせずに取り組めます。
「そもそも苦手分野がわからない」という方は、これまでに解いた模試や過去問を振り返り、間違えた問題の傾向を把握して分野を特定しましょう。さらに、間違えた原因を考えてその課題を解決できる講座を選ぶことも大切です。
受験対策に取り組む
高校3年生が夏期講習を受講するおもな目的は、受験対策です。
大学受験向けの予備校には、入試に関する情報や合格のためのノウハウが蓄積されています。受験をよく知るプロの講師が、志望校の出題傾向に合わせて授業を展開するため、効率良く受験対策を進めることができます。
「受験対策を本格的にしたいけれど、何から始めたらいいかわからない」という方は、夏期講習を活用するのがおすすめです。
講座のレベルを確認する
夏期講習を申し込む前に、講座のレベルが自分に合っているか確認しましょう。
講座の内容が難しく、自分の学力レベルとかけ離れていると、授業についていけず思うような学習効果が期待できません。反対に、内容が易しすぎる講座を受講すると、すでに理解している内容を再度学ぶことになり、時間がもったいないでしょう。
難関大学を目指す場合も、苦手科目はいきなり難関レベルを選ぶより、基礎レベルからしっかり学び直したほうがいいかもしれません。使用するテキストなどを事前に確認して、自分の学力に合った講座を選びましょう。
スケジュールを調整する
「部活動も勉強も両立して、充実した夏休みにしたい」という方は、夏期講習の開講日時を確認し、無理のないスケジュールを組みましょう。
夏期講習の授業を受けるだけでは知識が定着せず、学習効果が十分ではありません。学んだことを自分で復習する時間が必要です。授業時間だけではなく、復習時間も十分に確保できるよう、余裕を持ったスケジュールを立てることをおすすめします。
夏期講習の期間・タイミングに関するよくある質問

ここからは、夏期講習の期間や受講タイミングなどに関するよくある質問と、その回答を紹介します。
Q.夏期講習は途中参加できますか?
塾や予備校によりますが、多くの場合は途中からでも夏期講習を受講できます。
ただし、大教室で講師の話を聞くスタイルの集団塾だと、すでにカリキュラムが進んでいるため、途中参加だと授業についていけないおそれがあります。すでに終わった範囲の学習に自分で取り組めそうか、またそのための時間は確保できるのか、事前に確認しておきましょう。
一方、個別指導塾の場合は、一人ひとりの学習ペースに合わせてカリキュラムを組みます。そのため、途中参加でも丁寧に指導してもらえる可能性が高いでしょう。好きな時間に視聴できる映像授業も、学習の遅れを取り戻しやすいと考えられます。
なお、個別指導塾の夏期講習では、料金は日割りで計算されるケースが一般的です。
Q.夏期講習だけ受講することは可能ですか?
普段塾や予備校に通っていない高校生が、夏期講習だけ受講することは可能です。多くの塾や予備校で、夏期講習のみの受講を受け付けています。
当サイトが2025年5月に実施したアンケートによると、「これまで夏期講習だけを利用したことはありますか?」という質問に対し、「はい」と答えた人が54%でした。回答者の半数以上が夏期講習のみを利用していることがわかります。
ただし、申し込みは通塾生が優先される場合があります。人気の講座は定員が埋まりやすく、受講できない可能性もあるため、注意が必要です。
Q.夏期講習は何年生から受講すべきですか?
夏期講習が何年生から必要かは、一人ひとりの学習状況や目的によって異なります。「夏休み中に学習習慣を定着させたい」「苦手分野を克服したい」「早めに受験を意識して難関校合格を目指したい」などの目的に合わせて、必要があれば1年生から受講するとよいでしょう。
苦手分野は、夏期講習を活用してなるべく早いうちに潰しておきましょう。特に、数学や英語といった積み上げ科目の理解が不十分な方は、そのままにしていると、授業についていけなくなりかねません。苦手を克服することは、今後の定期テストの成績向上や内申点アップ、さらに受験対策にもつながります。
まとめ
本記事では、高校生の夏期講習の期間や申込期間について解説しました。
夏期講習は一般的には7月中旬から8月下旬の間に開講されますが、具体的な開講期間やコマ数は塾や予備校によって異なります。また、申し込み受付自体は5月~6月頃から始まる塾や予備校もあります。
塾や予備校のホームページで開講期間や申込期間を確認し、希望の講座には余裕を持って申し込みましょう。