メビオは、大阪市にある医学部受験に特化した予備校です。アクセスの良い市中心部にありながら、オフィス街の落ち着いた環境の天満橋エリアに、地上9階・地下1階の校舎を構えています。
メビオの大きな特徴は、生徒一人一人へのサポートの厚さです。40人人以上の常勤講師により少人数での集団授業を実施したり、現役や既卒・学習レベルごとにオリジナルテキストを配布したりすることで、学習をしっかり支えてくれます。その上、朝・昼・夜の3食を提供する食堂や校舎から徒歩1分の専用寮などもあり、生活面でのサポートも充実しています。
今回はそんなメビオについて、合格実績やカリキュラムの内容、学費などを詳しく紹介していきます。医学部医学科を目指す人はぜひ参考にしてください。
メビオの医学部医学科への合格実績は?
予備校を決める際に大切なことの一つは合格実績です。ここでは、メビオの医学部医学科への合格実績について見ていきます。
2021年度入試では、医学部医学科への一次合格者を393人、最終合格者を192人輩出しました。具体的には、大阪医科薬科大学への一次合格が16人・最終合格が7人、関西医科大学への一次合格が33人・最終合格が15人、近畿大学医学部への一次合格が43人、最終合格が30人、兵庫医科大学への一次合格が50人・最終合格が21人などです。
多くは私立大学の合格ですが、山口大学医学部や京都府立医科大学、宮崎大学医学部、奈良県立医科大学といった国公立大学への合格実績もあります。
「たった一校舎で医学部医学科一次合格者数393名、最終合格者192名」とうたうように、メビオの医学部医学科への合格者数は一校舎からの輩出数です。その数が年々増加していることも注目すべきポイントです。
メビオの特徴とコースを紹介
それでは、メビオにはどのような特徴があるのか詳しく見ていきましょう。
メビオの指導の特徴は「少人数集団授業」
メビオの特徴の一つは、整った学習環境です。メビオでは、1クラス平均7人の少人数集団授業を1授業3.5時間、年間1800時間以上のライブ授業として行い、これを指導の柱としています。
少人数集団授業を実施する理由は、講師と生徒の距離が近いことで、活力のある授業が生まれると考えているからです。講師と生徒との距離が近ければ、両者のやりとりも活発になります。これは、少人数の集団授業だからこそできることです。
授業では毎回復習テストを実施します。成績が悪ければ、講師の目の前で再テストを受け、合格ラインに達するまで繰り返します。講師は、一度きりの説明で終わらせることはありません。その生徒の理解不足の点をチェックしながら、知識が定着するまで何度も対応し、サポートしてくれます。
食堂や寮など生活面のサポートも充実
生活面でのサポートが充実していることもメビオの特徴です。校舎の2階には管理栄養士や調理師が作る栄養バランスの良い食事を提供する食堂があり、朝・昼・夜と3食きちんとした食事が取れるシステムとなっています。
自宅から通えない生徒のために、専門寮も校舎から徒歩1分の場所に併設されています。これはメビオ生ためだけの寮で、すぐに生活ができるようにさまざまな設備や備品がそろっています。
メビオに設置されているコースは主に5つ
次に、メビオにはどのようなコースが設置されているのかをご紹介します。メビオのコースは、大きく分けて以下の5つです。
- 高卒生本科
- 高3生本科
- 高1・高2生本科
- 推薦本科
- オンライン授業(少人数・個別)
高卒生本科は、高卒生および社会人向けのコースです。年3回の実力テストの結果でクラス分けを行い、7~8人の少人数集団授業で医学部医学科への合格を目指します。
高3生本科は高校3年生向けのコースで、高卒生コースとは異なった独自のカリキュラム・オリジナルテキストを使って学びます。学校の授業などでメビオでの授業時間の確保が難しい現役学生でも、1年で医学部入試に対応する力を身に着けられます。
高1・高2生本科は、高校1・2年生向けのコースです。受験時期に先だって、医学部入試の問題に対抗できる基礎作りに徹底して取り組みます。
推薦本科は、私立大学医学部推薦型選抜に対応したコースです。年々増加傾向にある推薦型選抜ですが、情報が少なく対策が立てにくい現状があります。同コースでは、過去問とメビオ生からのヒアリングをもとに蓄積・分析してきた推薦型選抜データを踏まえ、大学別の筆記・小論文・面接対策を実施します。
最後に、オンライン授業です。コロナ禍で公共交通機関での通学に不安がある人でも、オンラインのミーティングツールを使用してメビオの少人数・個別授業が受けられます。、録画の配信ではなくリアルタイム・双方向のオンライン授業のため、その場で講師に質問することも可能です。
また本科の授業に加え、季節講習・入試直前講習も実施しています。これらの講習では、各シーズンごとに各教科で押さえておくべきテーマを厳選し、たっぷりと時間を使って基礎固めを徹底することで、医学部医学科合格を目指します。
メビオの講師の特徴は?
ここからは、メビオの講師について説明します。
メビオには、40人以上の常勤講師が在籍しています。医学進学指導経験20年以上、30年以上といったベテラン勢が多数いるのも大きな特徴です。
複数の予備校を掛け持ちする非常勤講師と違い、常勤講師は常にメビオ校舎にいます。自習室の隣には講師ルームがあり、生徒に何か疑問や躓きが生じたときにすぐに対応してくれます。授業後には、講師自らが生徒を呼んで授業内容のフォローをしたり、理解度の確認をしたりすることもあります。これも、常勤だからこそできるメビオの強みです。
各科目の指導方針はさまざまですが、どの教科にも共通していることが「本質的な理解」や「公式や法則が作られた背景を知ることに十分な時間を充てる」ということです。そのため、どの科目の講師も「記憶」よりも「理解」に重点を置いて指導します。
さらにメビオの講師は、使用する教材をオリジナルで編集・作成しています。最新の入試傾向を分析し、毎年更新している大学別の「対策テキスト」や、生徒一人ひとりの学力に応じたオーダーメイドの演習教材、基礎内容から学び直す英語・数学の「学び直しテキスト」などがあり、どれもゼロから積み上げて合格につなげられるよう設計されています。
しかもメビオの講師は、早朝から閉館まで在籍しています。そのため、授業時間以外でも、いつでも学習サポートが受けられます。たとえ担当講師が不在の時間帯であっても、全講師間で全クラスの教材・カリキュラムが共有されているため、他の講師に対応してもらえます。
メビオの1年間の学費はどのくらい?
実際にメビオに通うとなると、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。具体的な授業料や諸費用について詳しく見ていきます。
メビオでは、1時間当たりの授業料単価が決まっており、何時間授業を受けるかによって料金が異なります。具体的には、以下の通りです。
授業料単価 | 1授業(3.5時間)あたりの料金 | |
高卒生 | 4620円/1時間 | 1万6170円 |
高3生 | 4290円/1時間 | 1万5015円 |
高1・高2生 | 3850円/1時間 | 1万3475円 |
公式ホームページでは、季節講習を含まない高卒生の本科の年間授業時間数は約1050時間とされており、そこから計算すると授業料の目安は年間約485万円です。
同じく季節講習を含まない高3生の年間授業時間数は約700時間とされており、そうすると授業料の目安は年間約300万円になります。
こうした通常の授業に加えて季節講習があります。季節講習は、春期講習が約80時間、夏期講習が約330時間、冬期講習・入試直前講習が約300時間です。これらの授業料も、通常の授業料と同じ方法で算出されます。そのため季節講習にかかる費用は、高卒生で710時間×4620円=約328万円、高3生で710時間×4290円=約305万円です。
入会金が33万円なので、これらを合わせると季節講習を含む年間授業料は高卒生で約813万円、高3生で約605万円となります。
通常の授業料 | 季節講習にかかる費用 | 合計 | |
高卒生 | 約485万円(1050時間) | 約328万円(710時間) | 約813万円 |
高3生 | 約300万円(約700時間) | 約305万円(710時間) | 約605万円 |
例だけ見るとやや高額に感じるかもしれませんが、実際には生徒一人一人に合わせて時間割は作られるため、料金は大きく変動します。詳しくは、随時実施しているメビオの個別相談会で相談してみると良いでしょう。