新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと政府が休校を要請する中、経済産業省の教育産業室が、新型コロナ感染症による学校休業対策「#学びを止めない未来の教室」というWebページを開設した。EdTech(エドテック)サービスを利用することで、学びを止めないように呼び掛けている。
EdTechとは、Education(教育)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語。教育環境や学習環境をテクノロジーによって進化させることを意味する。政府はこれを推進する方針を打ち出しており、現在さまざまな企業がEdTech関連の事業を展開している。
経済産業省の教育産業室は今回、「『学校が閉まってるからって 、学びを止めないで済む』そんな社会の実現に向けた挑戦だと、前向きに考えたらよいのではないでしょうか」というメッセージを発信。休校により学べる場所を探すのに困っている学生たちに向け、この機会にEdTechの活用を始めるよう訴えた。
それに伴い#学びを止めない未来の教室では、多数のEdTechサービスを紹介。無学年式AI×アダプティブラーニング「すらら」やスマートに学べる問題集「リブリー」のほか、ICT教材「eboard(イーボード)」など、45件のサービスを掲載している(2020年3月6日時点)。
こうした EdTech関連の取り組みは、予備校も力を入れ始めているところだ。例えば東進ハイスクールは「共通テスト対応英単語1800」「共通テスト対応営熟語750」などのスマートフォンアプリを配信している。受験に向けての勉強に注力したいのであれば、こうした予備校のサービスにも目を向けてみてはいかがだろうか。
塾・予備校でもさまざまな工夫がされている。大学合格実績をもとにランキング形式で予備校を比較したページも読んで、予備校選びの参考にしていただきたい。