東大と早稲田が連携・協力、共同研究や人材養成などを推進

東京大学と早稲田大学が2020年3月30日、「連携・協力の推進に関する基本協定書」を締結した。今後、共同研究、人材養成、人材交流、研究施設・設備の相互利用といった面で連携を進めていく計画だ。

調印式において東京大学の五神総長は、世界的な産業・社会構造の変化によって大量生産・大量消費によって支えられた「資本集約型社会」から、インクルーシブ(包摂的)で多様性のある「知識集約型社会」への転換が進む今こそ、大学の知をもとにした価値創出が求められていると強調。「国際化と社会の対話の面で先行している早稲田大学と連携することで、大きな相乗効果を得ることができる」と語った。

一方、早稲田大学の田中総長は、早稲田大学の強みである国際性と世の中のニーズを感知・具現化する力をアピール。知の最先端を研究・開発する東京大学と、社会実装力がある人材をさまざまなフィールドに輩出する早稲田大学が連携することで、「新たな知を創造し、その成果の普及に貢献していきたい」と抱負を述べた。

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