早稲田大学は2020年7月10日、慶應義塾大学は同年7月13日、2021年度奨学金の募集要項を公表した。
早稲田大学の奨学金は「めざせ!都の西北奨学金」、慶應義塾大学の奨学金は「学問のすゝめ奨学金」と名付けられている。どちらも、学業成績が優秀であるにもかかわらず、家計の事情で進学を断念せざるを得ない首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)以外の国内高等学校出身の受験生が対象となる。
早稲田大学の奨学金は、入学前に申請し、審査の結果採用候補者に選ばれれば、入学後の奨学金が約束される。年間支給額は政治経済学部、法学部、文化構想学部、文学部、教育学部(文系)、商学部、社会科学部が45万円、人間科学部、スポーツ科学部、国際教養学部が65万円、教育学部(理系)、基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部が70万円となる。4年間継続で支給されるが、進級時に家計状況や学業成績による継続受給の判定が行われる。
一方、慶應義塾大学の奨学金では、奨学生候補者としての採否結果は、一般選抜出願前に決定される。奨学金の返済義務はない。年間支給額は60万円。ただし、医学部は90万円、薬学部は80万円となる。入学初年度には入学金相当額の20万円が加算される。毎年の審査・申請により2年目以降も継続受給を希望する場合、継続審査時に前年度までの学業成績が優秀と認められた者は、翌年度の奨学金額が増額となる。
奨学金制度について紹介したが、受験生活の費用を押さえるために安い金額で予備校に方法やおすすめの塾・予備校を紹介した記事も読んで、参考にしていただきたい。