群馬大学、文理融合の新学部「情報学部」を開設――人文・社会科学の教養あるデータサイエンティストの育成へ

群馬大学は、社会情報学部と理工学部電子情報理工学科情報科学コースを2021年4月に統合し、文理融合の新学部「情報学部(仮称)」を設置すると発表した。入学定員は170人。人文情報、社会共創、データサイエンス、計算機科学といった4つのプログラムを提供することで、IoT、ビッグデータ、統計的解析手法に通じながら、人文・社会科学にも精通する文理横断型の人材の育成を目指すという。

新設される情報学部では、初年次には人文科学、社会科学、自然科学、外国語などの教養科目を中心に学ぶ。また、数理・データサイエンスに関する統計学的基礎を学習し、4つのプログラムの学習の基礎となる知識とスキルを身に付ける。

2年次以降は、4つのプログラムの中から希望のプログラムを選択し、カリキュラムマップに則って専門教育を受ける。選択したプログラム以外のプログラムについても、基礎的な科目は履修する。これにより、分野横断の幅広い専門知識の獲得を目指す。3年次以降は、実社会の課題をデータサイエンスの知識で解決する能力を養う融合型PBL、ゼミナール、卒業研究などによるアクティブ・ラーニングを実践する。

群馬大学は、情報学部における学修成果の目標として、「社会課題解決に統計学や情報技術を活用することができる」「コミュニケーション能力をもとにデータサイエンスの結果を社会実装することができる」「人工知能やIoTを含む先端技術の創出と利活用の知的基盤を備えている」などを挙げている。

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