旺文社教育情報センターは2020年9月23日、文部科学省発表の「令和2年度学校基本調査速報」をもとに、2020年度の大学生数を発表した。それによると、大学の学部学生数は過去最高の262万4000人に達し、そのうち40.6%を首都圏が占めているという。
発表によると、都道府県別の大学設置状況では、全大学の18%を占める143校が東京に設置されており、次いで大阪55校(6.9%)、愛知51校(6.4%)、北海道37校(4.7%)、兵庫36校(4.5%)などと続く。エリア別に見ると、首都圏に229校(28.8%)、関西に149校(18.7%)、東海に84校(10.6%)などと、大都市を要するエリアに集中していることが明らかになった。
一方、学部の学生数は前年度から1万5000人増加し、これまでで最も多い262万4000人を記録した。国立、公立、私立別の学部学生数は、国立大が43万5000人(全体の16.6%)、公立大が14万人(5.3%)、私立大が204万9000人(78.1%)で、私立大の学生が約8割を占めている。
男女別では、女子の学生数が前年度から1万人増えて119万4000人となった。その結果、全学生に占める女子の割合は45.5%となり、女子学生の人数・割合ともに過去最高となった。
都道府県別の学部学生数では、東京が67万4000人(全学部生の25.7%)、大阪が22万6000人(8.6%)、愛知が17万7000人(6.8%)、神奈川が17万5000人(6.7%)などとなった。エリア別で見ると、首都圏が100万人を超え、全学部生の40.6%を占めることが分かった。
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