一般入試の外部検定利用状況――約8割の大学で利用者の8割以上が英検を利用

旺文社は2020年9月29日、昨年度実施された一般入試で英語の外部検定を利用した大学に対し、実際に受験生が利用した外部検定を調査した結果を発表した。それによると、約8割の大学で、外部検定利用者の8割以上が英検を利用していたという。

同社は2020年3月〜5月にかけて、2020年度の一般入試で外部検定を利用した199校を対象に、外部検定を利用した受験生を100とした場合の、各外部検定の割合を調べるアンケート調査を実施。83校から有効回答を得たが、一部の大学からは学部別の回答を得られたため、回答件数は91件となっている。本記事では、便宜上91校と表記する。

同調査の結果によると、2020年度の一般入試における英検の利用校は91校中88校、TOEICの利用校は77校、GTECの利用校は73校、TOEFLの利用校は69校、TEAPの利用校は61校、IELTSの利用校は57校、ケンブリッジ英検の利用校は34校だった。

一方、それぞれの大学における各外部検定の利用者の割合の中央値は、英検が91.5%、GTECが1.7%、TEAPが1.1%、IELTSが0.4%、TOEICが0.1%、TOEFLとケンブリッジ検定が0%だった。

英検が利用できる大学では、その約8割で英検利用者の割合が8割以上となっており、大学が利用を許可している外部検定の種類は拡大傾向にあるものの、受験生が利用している外部検定は英検に集中している状況が明らかになった。

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受験生が利用した外部検定<2020年 一般入試> 約8割の大学で「利用者の8割以上が英検」