親世代の4人に3人が日本の教育を不安視、新時代に適した教育と話題のSTEAM教育への期待高まる

教育系Webメディア「STEAM JAPAN」を運営するBarbara Poolは2021年1月8日、日本の教育とSTEAM教育に対する意識調査の結果を発表した。それによると、親世代の4人に3人が日本の教育に不安を抱えており、理数教育に創造性教育を加えた教育理念であるSTEAM教育について説明を受けた人の約6割が子供の将来にとって必要だという認識を示したという。

今回の調査では、日本の教育に対して不安があるかという問いに対し、75%の人が「非常にある」「ある」と回答。その理由も聞いたところ、「先の見えない不透明さ」との回答が最多で、次に多かったのが「子供がグローバル社会を生き抜ける人材になるか」だった。このことから、教育に対しての漠然とした不安やグローバル化への不安を抱えていることが分かる。

STEAM JAPANによると、特に特徴的だったのは世帯年収1000万円以上の教育意識だという。世帯年収1000万円以上の人の場合、最も不安に感じているのは「先の見えない不透明さ」ではなく、「子供がグローバル社会を生き抜ける人材になるか」だった。これを挙げた人は、全体では43%だったのに対し、世帯年収1000万円以上では52.1%に上った。次に多かったのは「時代の変化に強い人材になるか」で、全体では39%だったのに対し、世帯年収1000万円以上では44.1%だった。

次にSTEAM JAPANは、科学(science)、技術(technology)、工学(engineering)、芸術(art)、数学(math)を総合的に学ぶSTEAM教育への認知度も調査した。その結果によると、STEAM教育を知っている人はわずか26%に過ぎなかった。しかし、STEAM教育について詳しく説明した後では、45%の人が興味を示し、64%の人が子供の教育に必要だと回答した。今回の調査結果からは、STEAM教育の認知度や実践度は今だ低いものの、内容を知れば関心を持つ人が多いことがうかがえる。

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