大学入試センターは2021年1月20日、2021年度大学入学共通テストの追・再試験の実施について発表した。それによると、追試験の受験許可者は1729人、再試験の受験対象者は116人に上ったという。
追試験の許可事由は、1579人が疾病・負傷、150人が事故などだった。それぞれの許可事由の具体的な内訳は、来週発表される予定だ。
追試験の受験許可者数は東京大学が419人で最も多く、大阪大学が121人、横浜国立大学が104人、名古屋大学が97人と続いた。
再試験の受験対象者数は、1日目が稚内北星学園大学・苫小牧駒澤大学・東洋学園大学の3試験場で75人、2日目が静岡大学・岐阜協立大学の2試験場で41人となっている。
稚内北星学園大学の試験場では、雪害のため73人が1日目全教科の再試験対象者となった。苫小牧駒澤大学の試験場では配慮用試験問題冊子の送付誤り、東洋学園大学の試験場では連絡員による誘導誤りのため、各校1人ずつが地歴公民の再試験対象者となっている。
静岡大学の試験場では正規の試験時間を15秒確保しなかったため、11人が数学1の再試験対象者となった。岐阜協立大学の試験場では正規の試験時間を1分間確保しなかったため、30人が数学2の再試験対象者となっている。
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