追手門学院大学の理工学部新設構想が文科省の「理系学部拡充支援事業」に

追手門学院大学は2023年8月4日、2年後の開設に向けて準備を進めている理工学部構想が、文部科学省の大学・高専機能強化支援事業(理系学部拡充支援事業)に選定されたと発表した。

同大によると、理工学部は2025年4月の開設に向けて準備を進めている。入学定員は200人で、数理・データサイエンス学(定員30人)、機械工学(同50人)、電気・電子工学(同50人)、情報工学(同70人)の4学科を設置する。当初は理工学科1学科で入学定員160~200人としていたが、支援事業の選定などを受けて内容の充実を図った。

理工学部の学生は入学初年度、2025年4月開設予定の茨木総持寺キャンパス新校舎などで人文・社会学系学部の学生と「学びあい、教えあい」を進める。2年次以降は茨木安威キャンパスで専門分野の研究を深めていく。教員の研究室は茨木安威キャンパスに設けられる。

同大の理工学部構想は、「心地よい社会のためのものづくり」をコンセプトに「Society5.0の時代を切り開くイノベーション人材の育成」を掲げている。理工学部開設から4年目の2028年度には、学生数1万人規模の文理の専門分野を備えた総合大学となる予定で、「文科省の理系学部拡充支援事業に選定されたのを追い風に、さらに構想の実現に取り組んでいく」などとしている。

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