孫正義育英財団は2021年1月18日、第5期支援人材の募集を開始した。選考を通過した人材には、最大5年間、学費や生活費、留学費用などが支給されるという。対象者は諸条件を満たした25歳以下の者であり、高校生も応募可能だ。
孫正義育英財団は、高い志と異能を持つ若手人材に、自分の才能を開花できる場所を提供することを目的として、2016年に設立された団体だ。2021年1月時点で、9歳~29歳の計219人を支援人材として認定している。
同財団は支援人材に対し、研究・開発などの活動や支援人材同士の交流の場として、東京やアメリカなどにある財団生専用の施設を提供するほか、各分野の専門家や有識者による講演会やイベントなどを開催している。
希望者には学費や生活費、海外留学費用などの支援金を給付する。支援金の具体的な内容や金額は、支援人材が将来やりたいことや成し遂げたいことを個別に確認しながら決定するという。給付期間は最大5年で、原則、返済の義務はない。
第5期支援人材の募集期間は2021年1月18日~2月28日まで。募集人数は45人程度だ。対象は応募時点で25歳以下の人物。「分野は問わず、国際大会または全国大会規模のコンテストで優秀な成績を収めた方」「国際的に通用する資格を保有、または団体に所属している方」など五つの募集資格のうち、いずれかを満たしていることが条件となる。
応募は財団のWEBサイトで受け付けている。なお、志望者を対象にオンライン説明会を実施する予定だ。日時は日本語の場合、2021年2月7日13時~14時30分まで。英語の場合、同年2月7日10時~11時30分までとなっている。
説明会に参加するには、1月31日までに同財団WEBサイトより事前登録が必要だ。説明会では、財団の概要や支援内容、選考フローなどを説明する。当日はオンライン会議ツール「Zoom」を利用するため、事前にインストールする必要がある。
孫正義育英財団の支援金について紹介したが、予備校にかかる平均費用や安く抑える方法を解説した記事も読んで、計画的な受験生活を進めていただきたい。