厚生労働省は2021年3月16日、第115回医師国家試験の合格発表を行った。それによると、今年の合格率は91.4%で、昨年より0.7ポイント減少したという。
同省は、2021年2月6日~7日にかけて第115回医師国家試験を実施した。既卒受験者を含めた全体の受験者数は9910人、合格者数は9058人で、合格率は91.4%。新卒者に限ると、受験者数は9159人、合格者数は8649人で、合格率は94.4%だった。
国公私別に全体の平均合格率を見ると、国立が92.5%、公立が93.3%、私立が91.1%、認定・予備試験などその他が52.3%。新卒者に限ると、国立が95.5%、公立が95.2%、私立が93.8%、認定・予備試験などその他が49.4%だった。
学校別の平均合格率は、自治医科大学が100%、東京医科歯科大学医学部が99%、秋田大学医学部が97.7%と高い合格率を記録。新卒者のみの結果では、 自治医科大学 、筑波大学医学専門学群、東京医科歯科大学医学部、信州大学医学部が合格率100%だった。
なお、男女別の受験者数は男性が6656人、女性が3254人。それに対し、合格者数は男性6019人、女性3039人で、男女別の合格率は男性が90.4%、女性が93.4%となった。
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