保護者の約7割、コロナ禍で子供の学力低下が不安――学習アプリやYou Tubeなどの学習機会の追加も

テラコヤプラス by Amebaは2021年3月4日、コロナ禍の「子どもの学習環境」について調査した結果を発表した。それによると、学習環境の変化による子供の学力低下に対して、保護者の約7割が不安を感じているという。

同社は2021年1月27日~2月9日にかけて、全国の塾・学習塾、予備校、家庭教師に通う小学校5年生~浪人生の子を持つ保護者300人に、子供の学習環境についてのアンケート調査を実施した。

同調査によると、感染拡大で学力低下の不安はあるかとの問いに対し、69%が「不安がある」と回答。過半数を超える親が、子供の学力低下に不安を感じていることが明らかになった。

コロナ禍で子供の学習機会を増やしたかという問いに対しては、約半数に当たる49%が「増やした」と回答。「どんな学習機会を増やしたか」という質問については、「学習アプリ」が33%、「You Tube」が29%、「通信教育・オンライン塾」が21%という結果になった。

塾や学校でオンライン授業を実施しているかについても聞いたところ、36%が「塾がオンライン授業を導入している」と回答。一方、「学校がオンライン授業を導入している」と答えたのは5%で、塾のオンライン授業の導入率は学校のおよそ7倍に上る。

「オンライン授業の満足度」について尋ねると、特に高校1年生・2年生の満足度が高く、75%が「非常に満足」「やや満足」と回答実際にオンライン授業を利用した子供の親の満足度は高いことが分かった。

高校生が予備校に通う時期について体験談をもとに調査した記事も読んで、学習環境を見直してみてはどうだろう。

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コロナ禍で学力低下の不安を感じている保護者は69%、学力低下の対策として密を避けた学習機会「学習系アプリ」「YouTube」が上位に