2022年の医師国家試験の新卒者合格率は95% 自治医科大は100%合格

厚生労働省は2022年3月16日、同年2月に行われた第116回医師国家試験の合格状況を公表した。医師国家試験の全体の合格率は91.7%で、新卒者の合格率は95.0%。自治医科大では受験者125人が全員合格し、合格率100%を達成した。

同年の医師国家試験は、2月5日と6日に実施された。厚生労働省のホームページでは、3月16日から受験地別に合格者の受験番号を公表。合わせて、学校別の合格者数を報道機関に向けに公開した。

資料によると、今回の受験者は全体で1万61人、合格者は9222人。このうち新卒者は受験者数9232人で、合格者は8774人だった。大学の種別で見ると、国立大学の合格率は92.2%、公立が93.5%、私立が92.4%。外国の大学を卒業するなどして受験資格認定や予備試験などを経た受験者の合格率は48.8%だった。

大学別では、自治医科大の受験者は全員が新卒者で、合格率は100%。次いで、筑波大医学群(99.3%)、横浜市立大医学部(98.7%)、東京慈恵会医科大(97.4%)、東京医科歯科大医学部(97.3%)となった。

新卒者の合格率が100%だったのは自治医科大学のみ。このほか、筑波大医学群、横浜市立大医学部、兵庫医科大、聖マリアンナ医科大、産業医科大の5校は既卒者の合格率が100%だった。

医学部受験を予定している人は、医学部に最適な予備校やその選び方を解説した記事も読んで、予備校選びの参考にしてほしい。

[関連リンク]

 第116回医師国家試験の合格発表について

 第116回医師国家試験の学校別合格者状況