コロナ禍でスマホを活用する受験生が増加 スタディプラスのアンケート結果

学習管理アプリのスタディプラスが運営するStudyplusトレンド研究所は2022年6月23日、大学生ユーザーを対象にした「大学受験期のスマホを活用した学習に関するアンケート」の集計結果を公表した。コロナ禍の中で受験期を迎えた学生は、スマホの教材や電子参考書を活用する割合が以前に比べて増えていた。

アンケートは2022年5月27日から6月3日まで、学習管理アプリ「Studyplus」上で大学生のユーザーを対象に実施。1780人から回答を得た。同研究所では、2020年3月以前に受験期を迎えた大学生を「コロナ前の受験生」、2020年4月以降に受験期を迎えた大学生を「コロナ禍の受験生」と定義。コロナ禍の前と後でのスマホ利用頻度や、電子参考書・教材の活用についての変化を調査した。

受験勉強が本格化する高校3年の夏から卒業までの「大学受験期」でのスマホの利用時間を尋ねたところ、コロナ禍の受験生はコロナ前の受験生に比べて利用時間が長くなっていた。最も回答が多かったのは、どちらも「1~2時間」だったが、コロナ禍では45.0%と3.2ポイント減少。逆に「3~4時間」は32.0%と3.4ポイント増え、「5~6時間」という回答も9.7%と3.2ポイント増加した。「7時間以上」も6.0%を占め、2.7ポイント増えた。

スマホを勉強のツールとして使っている受験生の割合も、コロナ禍では97.2%に達し、コロナ前より10.7ポイント増加。映像授業の利用やYouTubeの勉強動画の視聴などが増え、学習アプリの利用や電子参考書の閲覧、わからないことのインターネット検索など、さまざまな方法でスマホを勉強に活用していた。

コロナ禍の受験生からは「通学時間や休み時間などにスマホを開いて勉強した」「参考書を持ち歩くとカバンが重くなるので、スマホを利用した」との声があったという。

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