リクルート進学総研は2022年5月25日、「18歳人口推移、大学・短大・専門学校進学率、地元残留率の動向2021」を公表した。それによると、2021年における現役の大学進学率は52.9%、大学入学者の地元残留率は44.7%だったという。
同リポートは、文部科学省「学校基本調査」をもとに、受験マーケットに大きな影響を与える「18歳人口予測」「進学率推移」「地元残留率」について分析したもの。2021年から2033年までの18歳人口の将来予測と、2012年から2021年までの進学率および地元残留率の過去推移がとりまとめられている。
同リポートによると、2021年には114.1万人だった18歳人口は、2033年には12.7万人減の101.4万人になると予測されている。特に、東北の減少率は高く、青森県・秋田県・岩手県・山形県では減少率が20%以上になると見込まれている。
2012年には47.7%だった現役の大学進学率は、2021年には5.2ポイント増の52.9%となった。進学率が特に高かったエリアは、61.1%の南関東、59.2%の近畿、52.9%の東海だった。
大学進学率の上昇の幅が大きかったエリアは、26.4ポイント増の北海道、15.0ポイント増の四国、13.2ポイント増の東北だった。
また、2012年には43.2%だった大学入学者の地元残留率は、2021年には1.5ポイント増の44.7%となった。
地元残留率が特に高かったエリアは、67.3%の北海道、49.5%の東海、48.2%の南関東だった。地元残留率の上昇の幅が大きかったエリアは、15.8ポイント増の北陸、10.4ポイント増の甲信越、9.3ポイント増の東北だった。
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