大学入学時の「住まい探し」「新生活用品」の負担が大幅増 大学生協連調べ

全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)は2022年11月24日、「2022年度保護者に聞く新入生調査」概要報告を公表した。新入生の保護者に受験から入学までにかかった費用や、入学後の不安などを尋ねる調査で、2007年から実施している。2022年度は、特に下宿生の住まい探しや新生活用品費用の増加が目立つ結果となった。

調査は2022年4月から5月にかけ、134大学の新入生の保護者を対象にランダムサンプリングして実施。2万391人から回答があり回答率は27.1%だった。

調査結果によると、受験から入学までにかかった費用の合計は、自宅から通う学生の場合、国公立大で138万7600円、私立大は175万7800円。親元を離れて生活する「下宿生」の場合は、国公立で212万8700円、私立は246万5200円だった。

費用の内訳を見ると、下宿生の「住まい探し費用」が前年に比べ2万3300円増えて25万1000円。生活用品購入費用も前年に比べ7100円増えて、30万200円となった。「教科書・教材購入費用」も21万9200円で、前年より4300円増加した。

また、「受験料」は前年に比べ3000円減の11万9000円。推薦受験生が前年比2600円減の5万3600円となった一方で、一般受験生は前年比1600円増の15万6300円だった。

結果の詳しい概要は、全国大学生協連の公式ホームページで公開している。

大学に入学するには多額の費用がかかる。少しでも節約しながら受験生活を送るためにも、予備校にかかるお金を抑えるポイントを紹介した記事も読んで、参考にしていただきたい。

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